当初、この週の日曜に鵜来島を予定し、
その準備をしていたのですが…
所用が重なり行けなくなってしまいました

仕方がないので前倒しし、
釣りは土曜に行くことに決定

普段であれば迷わず鵜来島なのですが…
ちょうどこの週は
「スジアラ、シブダイ狙い行かない?」
旨のお誘いを受けていたものの
鵜来島に行くつもりでしたので
お断りしていましたから、その方へご連絡

その方は1人なら行かないつもりだったらしく、
先に自分が断った時点で
既に釣りの気分では無かったようですが…
少し無理を言い、
行っていただくことになりました

と、いうわけで今回の磯は
初めてとなる大月町、小才角エリアです





片島からは30分程離れているだけですので
所要時間はさほど変わりません

ただ、当然いつもとは違う道を走るわけで、
しばらく忘れていた
初場所に行くワクワク感を
思い出させてくれます

夜中に到着しましたので、
港の隅っこで夜明けまで車中泊
夜明けと共に準備を始めます



車は15台ほど

釣り人は20名超という程度でしょうか


3500円で16時まで遊べ、

沖鵜では狙ってもあまり釣れない魚が

出る場所という事ですので魅力的です


6時過ぎに船頭さんが船で到着


磯は前予約制ですので、

予約していた磯が呼ばれた順に

道具を積み込んでいきます


同行の方が予約してくれていた磯は

東磯エリアにあるカゴバエでしたが、

2番目に呼ばれました



ゆっくり港を出発し、

およそ5分もすれば磯に到着

船着きの反対側に移動し、

南向きで早速準備に取り掛かりますが…





写真には写らないものの、

ある意味秋磯の風物詩と呼べるスズメバチが

2匹ほど襲来


まだエサを出していないのに

目の前をホバリングしてきます


攻撃はしてきませんが、非常に怖い

羽音だけでビビってしまいます


ただ、せっかく来た以上

釣りをしないわけにはいきませんし、

どんな釣りでも朝の時合いは大切


ビビりながら準備をして

とりあえず挨拶代わりのルアーで

周りを探ると、早々に反応アリ


地方寄りの磯ですし、

大型は出ないだろうと思って選択した

小型のミノーに食ってきたのは

ネイリくんとも呼べないサイズの

かわいい赤ちゃん



ミノーが110mmですので、

30センチちょっとでしょうか?


小さくても美味しい魚ではありますので

一瞬持ち帰りを考えましたが…


あまりにもかわいそうですし、

エラや身を傷つけていませんでしたので

丁寧にリリース


着いてくるのはこのサイズばかりでしたし、

スズメバチもどこかへ行きましたので

ルアーは30分ほどで切り上げ

本命のシブダイを狙います


使う道具は…



マスターモデル尾長ⅡのH!


あまりにも勿体ない使い方です


もし傷つけたり、折れたりしたら…


しかし、これまで使っていたキビナゴ竿が

現在入院中ですので仕方ありません…


空気は秋の入り口ですが、

エサを撒いてみると

海の中はエサ取りだらけでまだまだ夏


ただ、底までは挿し餌が届くようなので

何度か打ち直していると

目の前の水道手前で強烈なヒット!


いい感じに締め込みますが

道具が道具ですので、難なく浮いてきます

期待を込めて確認すると、そいつは



キレイですねぇ

お帰りいただきました!



ちなみに、潮は左から右へ向かって

ゆるく流れています、つまり下り潮


最悪なことに、

「このエリア、上り潮がついていれば
激アツだけど、もし下りだと全ての磯が
ただの岩になる」
との話を聞いていました

そして、その潮の具合は干満に関係
ありませんので実際に行ってみないと
どうかわからないという
ある意味バクチのような釣り

恐れていた通り、この日は下り潮
かなり厳しいのかもしれません

(それでもなんか食ってくるだろ、
バンドウくんを釣り続けていれば
きっとそのうち小さくても本命一つ位は…)

と言い聞かせて釣りを続けますが、
その後は完全に無の海



いや、正確には餌取りだけの海
それも10センチ程のユゴイの群れ…

何度か場所を変えたりしましたが、
時間だけが過ぎていきます…

それでも、竿を出さなければ
絶対に魚は釣れないわけですが
状況はまるで変わりません

同行者も、周りの磯の方も
全く竿が曲がっておらず、
たまーに魚を掛けても
ダツかオジサンか、というハードモード


かなり粘りましたが、
好転するイメージがまるで湧かないため
12時過ぎには道具を片付けし、
13時過ぎの見回りで港へ帰りました



常連さんとかは残るかな?と思いましたが、

2番船で出ていた西磯エリアの方も含め

なんとが全員撤退


もちろん誰もシブダイは釣れていません


完全にダメな日に当たったようです…


上り潮が入った時の爆発力は凄まじいらしく、

シブダイやモンズマが爆釣するらしいので

ポテンシャルは計り知れないとのことですが

本当に下り潮はただの岩でした…


潮については船を出してみないと

分かりませんので、遠方から単発で来て

美味しい思いができると考えた自分が

浅はかで愚かだったということでしょう…


帰りは来る時には暗くて見えなかった、

私の住んでいるエリアには無い

雄大な景色のドライブを楽しみました







ちなみに、今回の釣りで1番の思い出は、

帰り道にふらっと寄ったこのお店のたこ焼き






お店のおばあちゃんが明るくて面白く、

300円で10個入り

大きいタコ、宗田節がたっぷり


商売っ気が無いのが良いとも言えますが、

正直、もっと値段をあげてもいいと思います


釣りの中身は情けない結果でしたが…

このお店に寄るためだけに

もう一度小才角へ行きたいな

と思える素晴らしいお店でした