疲れに疲れ切った先週。
もう、頭も体もへとへとで、
栄養ドリンクとカフェインとニコチンで鞭を打って働いていた。
何のために頑張っているのか。
何のために生きているのか。
ふと分からなくなる瞬間が去来するようになってしまった。
日曜日の午前中は、掃除に精を出す。
嬉しくないことに、ここの所の習慣で早朝と呼べる時間に目が覚めてしまったので、
予定していた掃除箇所以上に、掃除を捗らせた。
災い転じて、功を奏す。
喜ばしいことだ。
なぜ掃除か。
答え。午後から面会日だったから。
じゃなきゃ掃除しないもの。
限界まで、きっと一般的には限界を超えているであろう程度まで、
僕は汚れた場所でも生活できるサバイバル能力を持っている。
長女が松葉杖使用中だと言う。
迎えに行ったら、左足でケンケンしながら現れた。
右の踵、足底が炎症を起こしているのだとか。
原因は思い当たらず、骨折かどうかは、
未だMRI検査の結果が出ていないから分からないとのことだった。
成長期であり、部活動などによる、いわゆる“使い過ぎ”だろう。
何より、本人の様子から心配し過ぎることはないな、と思う。
「松葉杖って、ほんと邪魔なだけ」と、
クルマに積んだはいいけれど、家に着いた途端、
すたこらさっさと玄関までケンケンで逃げ、
「おい、お前のだろが」と呼び止める次男に無駄に運ばせるという姿を見る限り。
たわいのない世間話や怪我にまつわる思い出話をする。
僕が覚えている、彼らの幼い頃のこと。
彼らに記憶がないことも、話すことで記憶になっていけばいい。
と願う。
そして今日。
先週の疲労、朝からの掃除、子供たちとのリラックス時間という日曜日を過ごしたら、
午後9時頃にはソファで寝落ちしていた。
で、午前3時過ぎに目覚め、ああシャワーも浴びてないやと入浴したら、
すっかり体も頭も起きてしまった。
もうすぐ夜明けだなぁと、ぼうと窓の外を眺めながら、
意味もなく付けたTVから猛暑予報の天気予報が聞こえ、
そうだ、涼しいうちに気晴らしに行こうと思い立つ。
子供にもらった切り替えの機会。
次は、自分自身のためのリカバリーが必要だ。
田舎の田園に、朝陽が昇り始めます。
ナレーションは柳生博でお願いします。
朝陽と茶畑と機械。どれも整って、美しい。
不思議な虹。piece of rainbow。
あの部分だけ、時雨れてたんだろう。
太平洋に、太陽の道。
堤防で、穏やかな潮騒を聞きながら朝ごはん。
釣りをする人、ランニングやウォーキングをする人。
月曜日でも、朝は結構人が出てるのね。
若干の場違い感を感じつつ、頬張る。
夏空と消波ブロック。
朝ごはんを食べるだけで、もう暑い。
さあ走って涼しいうちに帰ろ。
自分の時間。一人の時間。自由な時間。
僕が僕であるために、必要な時間。
この時間があるからこそ、誰かに優しくできる時間が持てる。
と想う。