大自然とゆったり時間、夢の田舎暮らし。

TVショウは、美しい所だけを切り取るのが仕事。

 

雪かきの苦痛。除草の苦痛。あらゆる所での虫の侵入。

クルマがないと生きていけないのだから一人1台当たり前。その管理や維持費。

安い賃金。土地や家賃、産地物以外、輸入品だらけなのだから物価は都会と変わらない。

税金が同じなのは言うまでもない。

他にも挙げればきりがないが、都会の人が想像する田舎幸せ論は幻想。

 

本日は自治会の初集会。

自治会の会計報告やら次期役員選挙やら今年の年間行事予定やらを、

災害時にニュースで映る田舎の避難所、あの侘しい自治会集会所にて、

与えられた座布団一枚のスペースに、

平均年齢で後期高齢者該当になるのではないかという住人たちと鮨詰めにされ、

1時間あまりの間、拝聴という名の監禁を受ける。

 

田舎のしきたり。田舎のルールやマナー。

安易に移住なんて勧められない。

本当に楽園ならば、若者が逃げ出すわけがない。

 

ただし。

都会でも田舎でも、どこに暮らそうが同じ。

苦痛と思えば苦痛。楽園と思えば楽園。

どちらが良いとか悪いとかじゃない。

隣の芝生が青く見えるのは人の性か。

 

結局、他者を容認できる度量が大きいか否か、になるのだと思う。

きっと、文句が多い奴は自分の器の小ささを露呈しているだけに違いない。

ん?僕は皮肉と文句しか言ってないな。

 

いやぁ、地域の保全や活動を守る健康長寿の先輩たちは、

伝統を大切にしながら、私のような若輩者にもご指導ご鞭撻を下さり、

誠に有難いことですなぁ。

これもひとえに、自然豊かなこの土地が育んだ賜物なのでしょう。