最終日。朝から台風一過の晴天。

今日も15分前入場を活用。まずはランドへ。

 

最初に整理券を取ったのは、おもちゃのヒーローのライドもの。

なぜなら、昨日学んだから。

先行入場口に近く、さらに運行開始時間が最も早いのがコレだと。

昨晩「一つくらいはファストパスものを乗ろうよ」と長女を説得した。

 

写真は残念ながら無し。撮っちゃダメなやつ。

実は、館内エントランスで並んでいる際に、

概要説明するおもちゃのヒーローを知らずに撮って、係りの人に注意されました。

御上りさんって嫌ね。

 

次はリニューアルされた小さな世界旅行へ。

これも昨日学びました。早い時間が一番空いていると。

 

リニューアルは正解。

子供でもつまんないんじゃね?っていう、カビ臭いだけの乗り物が、

宝探し要素が加わっただけで面白くなった。

もっと隠しキャラ作ったらいいのに。

 

どうせライド系に乗らないならと、ランドマークのお城へ。

 

案外、中に入れるって知らない人が多いのか、興味がないのか、

思った以上に人がいなかった。

シンデレラの物語の博物館みたいになってるし、

映え写真スポットが多いんだけどな。

 

玉座に座って写真も撮れる。

他の人の順番に並んで、空の玉座を撮る…。娘よ…。

 

履こうともしてくれなかったし。

 

お城の傍に、ひっそり佇むシンデレラ像。

お城は一番のランドマークなのにね。本当に不遇な娘だ。

 

そして、昨日目星を付けたお土産をさっさと購入し、

昨日に引き続き、午前中にさっさとランドを去る。

目的地はホテル。一度退散が、我々の目的。

 

 

 

 

ランドを遊ぶためのランド直営ホテルでプール。

うむ。最高の贅沢。

だって、そんなことするやつ少なくて、めっちゃ空いてたし。

宿泊者だけに許される楽園を、チェックアウト時間まで楽しむ。

かけがえのない時間は、こういう所にある。

 

シャワーを浴び、荷物をまとめ、チェックアウトして、クロークに預ける。

残りの午後は…

気に入ったことをやるでしょ。

 

 

「海賊のお姉さん、超かわいい!」

僕じゃないですよ。娘がそう叫んで興奮するんですもの。

確かに、彼女たちに浴びせられる水には恍惚の香りを感じましたけども。

 

シャワーを浴びたのに、再びずぶ濡れになりながら、

「やっぱり最高だね」「だな」と分かち合えるなんて、

人生において早々訪れる幸せじゃないなと、胸の内に思う。

 

残った時間は買い物をしたりしながら、ぶらぶら歩く。

娘情報で、クマのお友だちのイヌだか何だかのぬいぐるみを探してみたけど、

それは香港にしかいないとかで、結果、お友だちのネコを買った。

お土産は自分で買いなさいと言ってたけれど、

友人や家族へのお土産を優先させ、

自分が欲しいネコは小さいのを選ぼうとしてたから、大きいやつを買ってあげた。

甘いな、と思ったけれど。

 

メインの池に浮かぶガレオン船にある大砲。

これ、紐を引っ張ると、ドーンという音と砲身から白煙が出る。

ぶらぶら歩きで辿り着いたのだけれど、

これもあまり知られてないのか、興味を持たれないのか、

人がほとんどいなくて、やりたい放題。

で、くだらないことで遊ぶのが得意な僕は、

「娘よ。あの遊覧船が近くに来たら、撃ち落としておしまいなさい」と指令を出す。

「ヨーホー!」と娘は答え、大砲を打つ。

横から見ると、こんなタイミングで。

すると、遊覧船の乗客、特に海外からのお客さんは喜んで手を振ってくれた。

何せ、頭にジャックのバンダナを巻いた海賊親子が大砲を打ってるんで、

それらしき余興に見えたのかもしれない。

これが意外に彼女のツボに入り、何艘撃沈したことか。

「キャプテン、また来ました!」

「うむ。よく引き付けてからだぞ。…放て!」

「ヨーホー!」

馬鹿馬鹿しくて、面白かった。

敷かれたレールの上の乗り物より、自分たちの想像で遊ぶ方が面白い。

何時間も並んでるより、ずっと愉快な時間だった。

 

 

帰宅時間のためには、逆算して退場しなければならない。

まだ陽は高かったけれど、バカンスは終わりだ。

愉快な思い出を胸に、電車を乗り継いで、無事、彼女を家まで送り届けた。

新幹線では、海賊にかけられた水がまだ乾ききっておらず、

シャツやジーンズから若干生乾きの匂いが漂い、閉口したけれど。

 

ちなみに、今年2019年も海賊たちは暴れているようです。

興味のある方は是非、ずぶ濡れになってみてください。

ヨーホー。