今日はいい天気。
とても空気は冷たいけれど。

今日から仕事始めの人も多いんだろうな。
年末に働いた人は、もう少し休みかな。

もちろん、三箇日の間も働いている人はいる。
商売に携わっている人。
人の休暇のお膳立てに携わっている人。
寺社仏閣に携わっている人。
人の命に携わっている人。

皆様、本当にお疲れ様です。


早々だけれど、忘れないうちに続きを。
忘年会もしたけれど、忘れたくないこともあるから(笑)


パリコレ。
言わずと知れた、最先端モードの発表会。
一流デザイナーによる最新ファッションの発信は、パリから始まる。

パリコレが表すように、パリはお洒落の街だ。
これがもう、半端じゃない(笑)
本当に、総じてお洒落なんだなぁと思った。

街を歩けば、目を引く格好良さってあるじゃない?
僕がミーハーなだけかな・・・。
とにかく、そんなヤツがゴロゴロいる。
てか、洒落てないヤツを見つける方が早いって感じ。

もちろん、白色人種や黒色人種の、顔や体形のスマートさはある。
残念ながら、黄色人種にはない形の美しさを認めざるを得ない。
かなわねぇなって思う美しい人たちが、お洒落な衣類を着て歩く。
そりゃあ素敵な訳ですよ(笑)


冬だから、コートが多く、華やかさは控えめ。
コートは黒が9割。で、アクセントになるマフラーに気を使うってのが基本だったな。
ダウンジャケットも多いが、主はコートだった。

女性は、コートに膝丈のブーツ、パンツのブーツイン・スタイルが多い。
そして、マフラーに毛糸の帽子。後ろがゆったりとした帽子が素敵だった。
男性は、コートにスーツ。ワークもドレスも、とにかくスーツを着こなせるか否か。
そして、何と言ってもマフラー。デザインより、色合いで主張するのが上手い。

生活の機能性も忘れてないんだろうなと思う。
移動は、徒歩と地下鉄が多い。防寒には、ブーツや帽子。
外が多い人はダウンだが、室内に入るとダウンはかさ張るからコートが主。
地下鉄も過度の暖房はなく、コートが丁度良いくらいだった。


青年や壮年のお洒落は言わずもがなとして、
「全体が」という印象を受けるのは、高年齢者だった。

70代かなと思うお婆ちゃんが、
黒いボア付きのコートに、黒いストッキング、赤いパンプス、
ミディアムロングの銀髪にウェーブがかかり、ダナ・キャランのメガネ。
地下鉄に乗り、衣類系の買い物をしたのか、紙袋を腕にかけてた。

くたばるまで、女であり、男である。
そんな生き様が、あちこちで感じられた。


食事をするにしても、ドレスコードがある。
それなりのサービスを受けようと思うと、それなりの格好が必要。
お洒落は身だしなみで、寝癖を直すくらい当たり前なんだ。

「東洋人差別のために、トイレ近くの席をサーブされた」というのを、
旅行本で読んだことがあるが、あれは違うなと思った。
人種差別ではなく、ドレスコードだと。今はね。

旅行の基本スタイルは軽装だ。ジーンズにスニーカー。
バックパックやウェストバッグも必要だったりする。
長時間のフライト、少なくしたい荷物、慣れない土地を歩く装備。
これでは、地元のマダムと張り合えない。

「フランスって国は・・・」と思うのは、ちょっと違う。
日本の立派な料亭を思うといい。誘われて、ジーンズで行くかい?

バックパックにジーンズの、まともに日本語を話せないフランス人を、
格式のある料亭が、快く受け入れるだろうか。
めかし込んでホテルで食事をしてる隣に、Tシャツに金髪の、
ベラベラしゃべりながら食べる兄ちゃんが座ったら、どう思うだろうか。
どの国も同じだ。
パリの方が少し、意識が高いだけ。歴史的なこともあろう。

かといって、僕は飢え死にしてはいない(笑)
ちゃんと受け入れてくれるお店もある。
ただ、Pコートにキレイ目のジーンズ、マフラーで良かった~(笑)
バックパックやウェストバッグも嫌いだから、ショルダーバッグだったし。


服装への意識が高いからなのか、体形の維持にも気を使っているようだ。
明らかに肥満という人は少ない。やせっぽちも。・・・・・・。

何より、姿勢がいいんだ。これは素晴らしかった。
猫背で、下を向いて歩いている人が、本当にいない。
座る、立つ、歩く。背筋を伸ばし、胸を張り、前を見る。
旅行であちこち見たいから、自然と視線の上がった僕は、
普段の姿勢の悪さを猛反省。


お洒落な人たちを見て、逆の教訓も覚える。
顔カタチで人に惚れるんなら、パリでは10秒に1回くらい惚れなきゃいけない(笑)
話しをし、考え方を知り、人柄を感じること。
色んなことを共有したいと願う気持ちに充足を与えてくれるのは何かを、考える。

言葉や風習が分からないから、よりいっそう思った。
素敵なウェイトレスさんだけれど、好い人か悪い人か分からない。
「キレイだけど感じ悪~い」ってのが判断つかないから。

もちろん、顔カタチから始まる関係も否定はしないけれどさ(笑)
人の深みは、大切だよ。


パリは、本当にファッショナブルな街だった。
ブランドバッグは悪者の標的にされるかもしれないけれど、
パリに行くなら、洒落込んで行くのがよろしい。
「日本人もお洒落なんだぞ」ってくらいの意気込みで。


素敵な人たちの写真は無し。
撮ってみたいとは思ったけれど、野暮ってもんでしょ。
ただでさえ御登りさんなのに、生活してる人を撮るってのは粋じゃない。

でも、子供は撮りたかったな~。抜けるような白い肌にグレーの瞳。
ホントに天使の絵のまんまなんだもの。

関係ないけど、スナップを。
 
モンマルトルの坂道。女性の後姿は様になるね。


モンマルトルのNoel 屋台のホットチョコレート屋さん。・・・かなりテカっちゃった。
分かるかな~、木のスプーンに1杯分のチョコが固めてある。色んなフレーバーから選ぶと、紙コップに入れて、お湯を注いでくれる。後ろの箱詰めはお土産用。
毛糸の帽子にマフラーで、メガネをかけたナタリー・ポートマンみたいな店員さんはしゃがんでしまった。残念w


こっちがヴァバン駅の名カフェだ。 左が「ル・ドーム」で、道向かいが「ル・セレクト」のはず。


エッフェル塔近辺の普通のアパルトマン。曲線、歴史、生活。美しい。

 
エッフェル塔。寒空にそびえ立ってる。近年、お色直しされたんだよね。

真下。やっぱり股下を撮っちゃう(笑)。風呂敷にでもしたい、幾何学模様。


闇に輝く、ルーブルのピラミッド。毎夜の如く眺めたけれど、綺麗だ。


古代ギリシャの美女は、ルーブルの中庭を見つめる。

 
古代ギリシャのいたずらっ子。もがいているのが、白鳥に化けたゼウスだったら面白い(笑)