昨日は、いい天気だった。
久しぶりに、洗濯物を外干しした。ずっと内干しばかりだったから・・・。
あと2日で、今年も終わる。
速かったような、遅かったような。
洗濯物が乾くのは、太古より変わらないのに。


ルーブルの所蔵品は、
『モナ・リザ』を始めとする絵画が、とにかく注目を集める。
僕も、それを楽しみにして訪れた。

しかしながら、
古代文明の遺産においても、世界有数の所蔵を誇る。
美術館であり、博物館でもあるのだ。

ギリシャ文明については、ニケやミロがいるから、
それなりに所蔵していることは想定していた。
その他の彫刻や、土器、装飾品など、やはり多くの出土品が展示されていた。
・・・想像以上だったのは言うまでもないけれど。

驚いたのは、エジプト文明とメソポタミア文明の展示。
1部屋だけでも日本に来たら、間違いなく特別展が開けるような部屋が、
それぞれ30もある・・・。
最初の一歩で、「なんだ、こりゃ」って、眩暈がした(笑)

メソポタミアは、エジプトに比べて人気が劣るので、
なかなか日本ではお目にかかれない。
ことに僕は田舎暮らしなので、東京のように機会にも恵まれないから。


幼少の頃から、古代文明に惹かれていた。
何故だか、歴史で一番惹かれるのが、太古・古代の暮らし。
アウストラロピテクス、クロマニヨンから、
四大文明、マヤ・アステカ・インカ、ナスカ、イースター、縄文・弥生・・・。
何でも “ ものの始まり ” に興味を持つ傾向があるからだろうね(笑)

『ピラミッドの謎』の類は、漁るように読んだ。
早稲田大学の吉村教授のTV特番も、ずいぶん見た。
インディ・ジョーンズにさえ、憧れた。

だから、はしゃいじゃって。
「写真撮っていいのっ?!」ってさ(笑)


今回は、メソポタミア文明コレクションから、面白そうなものを紹介。
年代や地域は混同してるから、学術的ではありません。



ハンムラビ法典。まずは、これでしょ。教科書に必ず出てくる、楔形文字の彫られた石柱。
太陽と正義の神シャマシュから、ハンムラビ王が授かったという伝説に従い、法典が彫られている。
「目には目を、歯には歯を」で有名。この言葉、「やられたらやり返す」という報復の許可を意味すると思われがち。違うんだよ、「やり返すのは、ここまで」という報復の限定なんだよ。「目をやられたからって、殺しちゃいけませんよ」ってこと。
刑罰を平等(身分差はあるけど)に定めた、法の原点なんだ。その他にも、現代に通ずる社会の在り方がたくさんある。紀元前1700年頃に、人は社会をしっかり築いてたんだ。
 
180cmくらいかな。後姿はモノリスみたい。・・・まぁ人気のないこと。監視もいないし。


歩くライオンの煉瓦装飾。釉薬でタイルにしたレリーフ。バビロニアの宮殿の壁を飾ってたんだろう。
UHA味覚糖の食玩「コレクト倶楽部:古代文明編」にピックアップされてた(笑)もちろんハンムラビ法典もね。


有翼人面雄牛像。・・・名前あるはずだけど、忘れた。宮殿へ導く、3m近い壁の装飾。
これは現イラクで発掘されたものらしいが、イランの世界遺産ペルセポリスもまったく同じ装飾だった。アケメネス朝ペルシャの黄金時代。

神の使いと王。これが、キリスト教がオリエント布教のために取り入れたシンボル。
「あなたたちの神はイエスの下にある。あなたたちは知らぬ間にイエスを信仰していたのだ」と、教会は各地の神々を吸収していった。
この重要な威厳のシンボルは分解されて、新約聖書の4編の福音書のシンボルになる。すなわち、ライオン=マルコ、鷲=ヨハネ、雄牛=ルカ、人(天使)=マタイ。・・・大学教授の受け売り~。ラングドン教授も言ってる(笑)

 
転がし型の印章。印鑑文化もメソポタミアで発展。
楔形文字と合わせて、粘土が記録媒体だった。封をした荷物に粘土を貼り付けて検印したり。送り主と未開封の証や、検査済証、領収証などになる。
これは指先くらいのもの。精巧な造りを見るために可動式ルーペが設置されてた。右はルーペを覗いた画。・・・所蔵の数はとんでもなく多い。


隠し金庫、発見~。真ん中の青銅が大きな印鑑。金の葉っぱの装飾が付いてる。
床石に仕込んだんだろう。大昔から人の気持ちは、そう変わりない(笑)
・・・取り出すことを考えると、よっぽど重要な印鑑なんだな。


ん?・・・足の数が。壁のコーナーに装飾されてたんだろうね~(笑)
壁の強度と、レリーフと、立体彫刻の融合。元祖キュビズム。


ノート。几帳面な書記官だったんだろうね~、びっちり書いてある。てか、モバイル的には重過ぎる・・・。ipad を進呈したい(笑)


エロ本。なんてね~(笑)趣旨までは分かんないけど、メソポタミアで男女の交わりは聖なるもの。お守りかな。型押式で大量生産可能。元祖グラビア印刷。
いくら小さくしても、やっぱり重い。・・・隠すのも大変だ(笑)


またまた次回に続く(笑)