急に思い立って、
と言っても、ずいぶん長い間、暖めていたのだけれど、
思いを馳せ続けていたパリに行くことができた。

色々な思いを抱いて、
何か気づくことができれば・・・
そんな気持ちで、旅に出た。

分かった気になって、
余計なものに固執して、
自分が立派になったと勘違いをして。
旅に出れば、僕は何も知らない、ただの旅人になれる。


単純だけど、世界はやっぱり広い。
そして、人は生きてる。
人が築き上げてきた歴史や文化は、
想像すら忘れてしまうほど、叡智と活力に満ちている。

バーチャルな世界によって、知識は格段に得やすくなり、
ゆえに知識の不平等を躍進的に解消した。
けれど、体感を消失させ、「感動」を鈍らせたことは間違いない。

慢性的な不感症。
僕も含め、今の日本で暮らす人の多くが患う病気。
今回、旅に出て、改めて感じたのは、
五感が打ち震える感覚が、まだ僕にも残されているってこと。

動き、立ち、触れる。
心と体が、うわぁぁって、なる。
Don't think . Feel .
B. リー、あんたの言葉は本物だ。


色んなものに触れ、
憧れと共に、「これは誰かに伝えたいぞ」って、たくさん思った。
「これは面白い」とか、「これは美しい」とか、「これはマズい」とか。
すなわち、自分の目利きに胸を張れる思いってことだ。
自信。自負。

世界のすべてを信じられなくなって、
信じられないから、信じたくて仕方がなくて、
自分の思いすらも間違っているのではないかと、疑って。

少しだけかもしれないし、
間違っているかもしれないけれど、
もう一度、自分を信じるきっかけを、
この旅は与えてくれた。
そう、信じたい。


って、つまらない話は終わり~。
とにかく、「本当に行ってきたのかよ」って疑心を払いましょ。

シャンゼリゼ
Noel イルミネーションのシャンゼリゼ通り。
今年は近未来っぽい(笑)と話題のリングが彩ってた。LEDで、定期的に赤や青に色が変化。
店舗や街灯も華やかで、めちゃ明るい。人もたくさん。日本の若い女の子も。
凱旋門や何気に映りこむポルシェが、ヨーロッパだよね。


通りにある老舗カフェ「フーケッツ」もNoel バージョン。
寒くて、時間も早くて、お高いので、テラスは誰もいなかった(笑)


コンコルド広場に近づくと、通りの両側歩道に夜店。
食べ物やお土産の的屋。手前の家族は、子供が綿菓子をおねだり中。世界共通。
日本でも、たこ焼き屋が全国のお祭りに並ぶように、
ロシアやトルコのB級グルメがあったりする。マトリョーシカを売ってたり。
ロシアのホットワインとトルコのケバブを食べる。フランス料理じゃないけど、パリジャンな感じ。


コンコルド広場には、観覧車。回る速度、日本の3倍速(笑)
7月革命ではギロチンが置かれた広場も、
エジプトから強奪したオベリスクも、ライトアップされる。

 
 
 
 
軍と思われる若き兵隊たちが、警備の合間にケバブ買ってたり、
子供が遊べるすべり台やメリーゴーラウンドがあったり。
Noel までの12月の夜を楽しむ、パリ。
本来はゴージャスなショッピングストリートだけれど、
僕が訪れたのは、庶民的な賑わいのシャンゼリゼ。
とても寒かったけれど、とても温かかった。

公言通り、シャンゼリゼをワイン飲みつつ、タバコを吹かしましたよ(笑)
ただし、昼間も歩き回った上、2kmくらいある通りを踏破、
さらに両側に夜店があるから、プラス1km 、
まったく慣れてない2日目の夜(13日)で、かなり歩き疲れましたが(笑)

と、シャンゼリゼ報告から。
Oh Champs-Elysees ♪