映画新三茶のポルターガイストの検証も最後。
ラストのバケモノについてです。
論文ではどう結論付けているのでしょうか。(論文より引用)
「続編映画用のヨコプロ提供動画(2023 年9 月)。動きから実演と判断。」
まぁそれしか言いようがありませんが、この動画はヨコプロが定点カメラで撮ったと言っているものです。
実際定点カメラ仕掛けておいて撮れたものか、
ヤラセを撮ったものなのかはわかりません。
横澤社長はこの映像のバケモノについて何と言っているでしょうか。
「顔を打って死んでるので顔面が歪んでる。前頭葉の端あたりをつぶしている」
具体的過ぎます、、そういうていで横澤社長が演出されたものなんでしょう
どう見てもやり過ぎ、人間であるとしか言えません。
練習生を募集しているそうですが、手ぐらいなら許せますが、バケモンがでてくる稽古場に誰が行くのでしょう
まずカメラの位置と出現場所を図1で確認しておきましょう
バケモノを見てわかることは以下です。
頭がいびつな被り物をしている、、
口のあたりは開いている、、
七分袖の服を着ている、、
服のたるみが見える、、
背中にふくらみがある、、
阿波踊りが好きなの?、、、
解像度が悪すぎてはっきりは分かりません
その他映像からわかることは以下です。
提供された映像はカメラ①と②だけで③、④の画像はありませんでした。
①、②と③、④のカメラの交点にバケモノが出現している
※出現場所がわかってカメラをセットしていると思われる
カメラ①、②、④、(③は確認できません)はなぜかモニターが開いている?
撮影時無人ではないのでは?
撮影時間は解像度が悪すぎて時計が見えません。
出現場所は舞台の端、中央付近の天井。
カメラ①、②とも少し下向きで天井(出現場所)が映っていない。
カメラ①、②の画像ともバケモノの胸あたりまでしか映っていない。
バケモノの頭が一番下がった時の位置は舞台の床から約170cm(推測)。
【推測理由】
倉庫前のスピーカーが目安になりそうで、170cmのたっくーさんが並んだ時スピーカーの方が高かった。スピーカーの高さを175cmとして、映像のバケモノの頭の位置が
スピーカーより少し下に見えるので約170cmとする。
バケモノの頭が一番下がった時の位置の上部に体の支点がある。
カメラ①から見て降りてくるとき右に約40cmほど移動しながら降下。
カメラ①から見て戻るとき左に約40cmほど移動しながら上昇。
カメラ①の見え始める位置と引っ込む位置がほぼ同じ。
カメラ①から見て顔は右向き
バケモノは円運動に近い移動をしながら上下している
※バケモノ途中舌を出してます。
天井に何かヒントはないかと何度も見直したところ見つけました
太いパイプとそれを補強する角材が針金でしっかり固定されたものが2本。
倉庫の中から反対側は梁に穴をあけて通してあり強度は十分そうです。
パイプを利用したほうがコスト的には現実的でしょう。
このパイプに体を固定していると仮定して考察を続けます。
まずは頭の位置が床から約170cmほどになるにはパイプから何cm下がる必要があるか計算してみます。
図3参照
パイプは玄関側は天井の梁に掛けられています。
玄関側の部屋の天井の高さは240cm(確定値)
パイプの位置が天井より約15cm上(目視のみ)
パイプの幅約15cm(目視のみ)
玄関側の部屋と舞台の高さの差は8cm(確定値)
よって240-8+15+15=262cm
262-170=92cm
推測の部分があるので誤差は±5cmは見た方がいいでしょう。
パイプの上面から大雑把に92cm±5くらい下がっていることになります。
この寸法がわかればパイプにどんな態勢でいるか、大体わかると考えたわけです。
頭の先から約92cm±5とは筆者で言えばピッタリ股関節あたりです。
誤差5cmと考えるとほとんどの人が股関節部より上の長さに当てはまるでしょう。
そう考えると体制はおのずと決まってきます。
仮面ライダーさんに手伝ってもらいます。
だいたいこんな感じでしょう。
パイプの上部から本当の天井までは45cm(確定値)。
照明などがありますから、上のスペースはほとんどありません。
動作としては以下の様ではないでしょうか
↓
↓
↓
映像でも見え始めたところから頭の位置が、右に移動しながら下がってくるのは、画像のようにしているからです。
実際にはロープでもつけて上げ下げをサポートしているはずです。
映像で背中にふくらみが見えますので上げ下げ用の仕掛けでしょう。
体を鍛えていれば、ロープなしで画像のような動きは可能でしょうが、映像を見る限り動きがスムーズなので、サポート役がいるはずです。
しかし大勢の人間がパイプ上や天井裏に上がることは強度上無理でしょうから、自重は自分で画像のように支えていると考えて間違いないでしょう。
当然パイプと体はある程度固定しているはずです
では誰が演技しているのでしょう
この高さでの演技はなかなか勇気がいります。
そこでヨコプロ内に器械体操の経験者がいないか調べてみました。
しかし残念ながら見つかりませんでした、、、が、
もっとふさわしい趣味の方が見つかりました
ロッククライミングを趣味にされているご存じあの方です
「大久保さん」身長171cm、58㎏の細身で頭、首、肩にかけてバケモノの体形に非常によく似ています
この演出はほかのやり方も考えられるでしょうが、天井が低いのでかなり制約がかかります。
もしこのバケモノが垂直に降りてきていたら、仕掛けが大掛かりにならざるえません。降下時の頭の移動がカギとなりこの検証結果となりました。
なかなかいいとこツイてると思います
続きは第23弾で
皆様の検証コメントお待ちしております。
人体科学33-(1):1-17,2024〈原著〉
図2は疑似心霊現象の事例調査
三軒茶屋のヨコザワプロダクション稽古場で頻発する事象についての図11より引用
※本検証から導かれる結果は推測であり事実と異なる可能性があります