7月4日5日と人本経営を実践している企業4社を大阪に視察に行き、

随分刺激を受けたが、その視察の前後にいわゆる”ＤＥＥＰ大阪”の視察をしたので少しそのことを書いてみよう。

地下鉄「動物園前」2番出口横のアーケード街「飛田本通商店街 (動物園前一番街・二番街)」を通って所謂

「飛田新地」へ行くまでの風景が実にレトロでいい。

雑貨・衣料店、銭湯、劇場、飲食店や居酒屋が並ぶ。

朝の午前8時前だが、ところどころに酔いつぶれて寝ているおっさんを見かける。

東京の新宿を朝、散策していたら、朝から開いている居酒屋あって、

そのあたりはこの辺も一緒だけど、

道端に缶酎ハイ抱えて酔いつぶれて寝ているのはさすがになく、

退廃ぶりがうかがえる。

お目当ては、飛田新地の料亭街だが、一応知らない人のために説明しておくと、

大正時代に築かれたかつての日本最大の赤線地帯であり、

今は1958年の売春禁止法以降は、看板は料理を掲げているが、

実際は本番行為を提供している。

料亭内での中居と客との恋愛行為の延長という建前ではあるが、

完全な脱法行為ではありますな。

写真は「鯛よし百番」でかつての遊郭、今は料理屋、

ここ以外の遊郭は撮影禁止。

私は遊郭街というと道後の裏手の今はさびれている松ヶ枝遊郭知らなかったので、

飛田新地の店の多さ、規模の大きさに度肝を抜かれた。

朝ごはんはアーケード街のパン屋でサンドイッチのセットを。

おばあさん1人が地元の常連さんを相手に矍鑠をした様子で店を切り盛りしていて好感が持てた。