ゴッホです。
「歌は世につれ 世は歌につれ」とは良く言ったものだ。
世相を映し出すのが音楽の一つのあり方であるなら、
また音楽も世相に反映されるものである。
今日、ひとつの素晴らしい「歌」に別れを告げられた。
「好色人種」。
知らない人もいるだろうが、好色人種は俺たちＳ８Ｂに多大な影響を与えてくれたグループ。
彼らと出会ったのは約２年前。
俺たちＳ８Ｂのホームグランドであるモーフ東京のスターだった彼らのウワサを耳に入れ、ＢＪと二人ライブにお邪魔した。その時の感動は今でも忘れない。
「まるで夢のようなグループだね」「鳥肌が立った」
そのライブの帰り道、ＢＪとそんな会話をしたのを覚えている。
「好色人種みたいなグループを組みたい」
ＢＪのその一言がＳ８Ｂ結成のきっかけとなった。事実である。
今年は彼らの主催イベント「好色文化村」にも出させてもらった。
夏には逆にＳ８Ｂ主催の「満腹」にも出てもらった。
彼らは「国内トップレベルの実力者」である。「歌・演・舞」の三拍子揃った実力者である。
音楽をかじった事のある人間なら一見してその実力は分るだろうが、
俺は２０年以上音楽に携わってきた。だから「もっと」分る。
俺の実力がいかほどのものかはさておき、「ゴッホの眼力」はダテじゃない。
好色人種は「物凄い」のである。
俺が始めて出会った「心底実力を感じるグループ」である彼らと同じステージに立てた。
今年は最高に幸せな年だった。
今日、その好色人種のライブをＢＪと見てきた。いつも最高だが、
今日は出会ったあの日の感動を上回る感動を与えてくれた。
そんな好色人種は今日「解散」を宣言した。
冒頭「残念なＮＥＷＳ」とお伝えした。もちろん心底残念ではあるが、
本当の気持ちは「悔しい」に近い。
今日、たくさんのお客さんが「重大発表がある」という触れ込みで集まっていた。
お客さんはみんな彼らのライブでむちゃくちゃ楽しそうに盛り上がっていた。
ライブ後半、ボーカルのＣＯＮ君から「解散」の話が出たとたん、
みんな水をうった様に静まりかえった。
「そんなに残念なら。。今さら遅いよ」「そんなに悲しいなら。。何でだよ」
そんな言葉が悔しさとともに俺の頭を駆け巡っていた。
でも、それは彼らのファンに対する感情というより、むしろ世の中に対してのものだった。
世の中のせいにするのは「筋違い」なんていう事はもちろん分っているのだが。。。
それでも言わせて欲しい。
日本のメジャーシーンで「トップアーティスト」と呼ばれる者たちの中で、
本当の意味で「真の音楽家」と呼べる者がどれほどいるだろうか。
燦燦と輝きを放つ「売れっ子」が「光」とするならば、
ひっそりと消え行く「影たち」の方にむしろ「本物の実力者」が多いのが、この業界の現実である。
俺たちＳ８Ｂは「Ｊ－ＰＯＰ」という世界のど真ん中で荒波にもまれている。
そんな俺たちだから分る。
「売れっ子」は恵まれているのである。「たまたまラッキーだっただけ」なのである。
俺たちＳ８Ｂも「売りたい！」「売ろう！」「売れるよ！」って思ってくれる人たちに支えられている。
それだけの「ラッキーな存在」。
今回、ニンテンドーＤＳ「みんなで自分の説明書」のタイアップに抜擢された俺たちＳ８Ｂ。
感謝してもしきれるものじゃない。
そんな思いもあって、俺は好色人種の「決断」に心から敬意を表したい。
もう１０年近く活動をしている彼ら。「技」を磨きながら全力でやってきたのだろう。
今日、その「技」の集大成とも言うべきパフォーマンスを見せてくれた彼らが、
「解散」を宣言するのだから頷けるのである。
だから爽やかな気持ちで「ありがとう」と言いたい。
「好色人種！ありがとう！」
そして今日のライブのアンコール曲。
好色人種が素晴らしいアレンジで聴かせてくれたゴスペルの名曲を、
彼らにも贈りたいと思います。
「Oh Happy Day」！！
（↑Ｙｏｕ Ｔｕｂｅにて。俺が大好きな映画「天使にラブソングを」より）
ゴッホ
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好色はＭＡＫＩ－ＰＯＮ、ＫＡＹＯ－ＰＯＮ、ＣＯＮ－ＤＯＯの３ボーカル。
その「姉さん」的存在のボーカルのＫＡＹＯ－ＰＯＮとＢＪ。
ＫＡＹＯ－ＰＯＮはＢＪの「憧れ」のひと。
色々勉強させてもらったよな～。。。ＢＪ。
ＢＪには彼女の背中をいつまでも見失わずに追い続けて欲しいものだ。
ＣＯＮちゃんとＢＪ。
ほんと楽しかった今日のライブ。ＢＪもキャーキャーしてた（笑）。
●好色人種オフィシャルＨＰ→ http://www.koushoku.com/
好色人種はまだあと数回のライブを残している。
東京、大阪、名古屋、松本（長野）。
東京は年明けの１月１０日にモーフ東京にて。
俺もＢＪも、何をさしおいてもその日は参戦予定。
そして、ラストライブは仲良しグループの「ＡＳＩＡＮ２」と一緒に松本で行われるそうだ。
一見しておいて損は無い！断言します。
是非、皆さんもお誘いあわせの上、彼らの最後のツアーに足を運んでみて下さい。