どーも。ゴッホです。
今日は新しいCDラックを購入しまして整理してました。
こんな感じです。



とにかく、こんなのが他に10棚ほどあります(他にアナログ盤も)。
職業柄とは言え、毎度のことながら保管に困りますな。

最近は殆ど「配信」で購入するようになりましたが、
それでも「こだわって欲しい音」は、やはりCDやレコードなどの「形」で購入します。
それに、昔から一度買ったCDやレコードは絶対に捨てたり、売ったり出来ない人間なんです。
昔売られてた「カセットテープ版」なんかも。
多分、全部売ったら「かなりの金額」になるでしょう。
なかには「結構なレアもの」もあるんで(蓄音機用のEP盤とか)。
「金に困ったら売るか~」なんて考えてましたけど、
これまで「相当の極貧状態」ですら、結局売りませんでした(笑)。
CDだけで何枚あるかな?
5千枚くらい。(でも、プロのミュージシャンなら、もっと沢山もってるもんです)。

そんな感じでCDの整理も兼ねて自分の部屋の片付けをしてましたら。。
出てきました。
昔の「アルバム」が。笑

久しぶりに見ると、いいもんですね(かなり笑えます)。

ちなみに今からご紹介する写真は「過去のゴッホ」です。
多分、BJや昔からの「馴染み」以外、「誰??」状態でしょう(笑)。

まずは、これ。



S8Bを始める遥か昔、まだBJと出会ったばかりの頃ですね。
もう8年くらい前ですね。
その頃の俺は、フリーの作家プロデューサとして、
CM音楽やTV、ラジオのBGM制作、
はたまたイベントブッキングの仕事などにあけくれていました。
なので、「スーツでの営業」も時には必要でして、
ご覧の通りな感じで「営業マン」しながら全国行脚してましたね(日本全国の都道府県は全て行きました)。。
CM音楽なんて、特に「企業のスポンサー」相手のお仕事ですから、当然でした。
でも。。今のゴッホと見比べると。。。だいぶ「大人」ですね(今より、よっぽど・笑)。

んで、この頃、自分で経営してたインディーズの事務所にBJのデモテープが届きまして。
「おっ!なんかこの娘の歌いいじゃん!」と思って一緒に音楽やりたくなったわけですよ。
でも、その頃の俺は「フリー」。
BJはまだ「博多」に住んでたわけです。
「うーん、メジャーでもないし、売れっ子がいるわけでもない事務所。しかも俺はフリー。どーやって説得しよーかなー。」「東京来てもらわなきゃなー」「メジャーデビュー必ずさせます!とか言っちゃおうかなー。。」
なんて、悩んだりしながら、博多に馳せ参じたわけです。
当時BJは17歳。お父さんお母さんも説得しなきゃなりません。
でも、そこでこの「スーツ」は役立ちました(笑)。
今みたいな「レゲエ頭」じゃ、絶対にお母さん説得出来なかったハズ(笑)。

そんなこんなで、なんとかBJを東京に呼び寄せることに成功したわけです。
でも、よく考えると、BJも根性あったなー。
だってですよ? 17歳にして「初めての上京&一人暮らし」ですよ。
しかも女の子。なかなか出来ないことだよね。
大したもんです(本人に直接誉めたこと無いけど・笑)。

あっ、そうそう。
ここにも面白いエピソードがあります。
自分は「フリー」でやってたものですから、「資金力」がありませんでした。
歌手やアーティストの卵を地方から呼ぶなら「お部屋」「生活費」など、出してあげたいものです(事務所なら当然)。
でも、そんな余裕はありませんでした。
正直にBJにそれを話したら、「いいです!まずは住み込みでバイトします!」
と言ってくれたんですよ(当時はまだ、俺に対して敬語でした・笑)。
正直かなり助かりました。

で・も・!

ここからが面白い。
彼女が選んだ住み込み先は、なんと「牧場」。。
「えっ!?どこの牧場!??」
と聞いたら、
「新宿から電車1本で行けるとこです!長野県の長門牧場ってとこ!東京から近いんですって!」

。。。耳を疑いました。
「この娘の地理感覚はどーなってんの?」と呆然。
確かに新宿から電車1本で行けるんですがね(中央本線・笑)。

ちょうど世間は「夏休み」でしたので、牧場も観光客目当てに書き入れ時。
アルバイトの募集がしてあったんですね。それに飛びついた彼女。

まあ、それからBJの生活資金が溜まるまでの2ヶ月ちょい、
通いましたよー。長野まで。笑
仕事の合間を縫ってはデモテープ作りに片道4時間かけて行きました(笑)。

当時は俺もBJも「相当大変」でしたが、今思えば楽しかったですねー。
とーっても素敵な牧場でしたので(BJの宿は昆虫まみれだったらしいですが・笑)。
そん時の写真がこれ。



左が俺。笑
うーん「好青年!」って感じ。まだ髪短いね。
今の俺は警官に結構「職質」されたりするけど(髪型とサングラスのせいで)、
この頃はそんな事は一度も無かったなー。
そんで、右は、BJが働いてた牧場の食堂のシェフ。
彼は音楽が大好きで、ボサノバをたしなむ人だったんですが、
BJとの縁で意気投合。
その後も何回か牧場にお邪魔する度にお世話になってます。

当時のBJの写真を載せようと思ったんですが、
俺は持ってませんでした(BJファンの方、ごめんなさい!)。
まあ、BJが見たら「こらーっ!勝手に載せるなっつーのっ!」
って怒られちゃいますがね(笑)。

とにかく「思い出」っていいもんですね。
つらいこと、悲しいこと。楽しいこと、嬉しかったこと。
なんでも時間が「きれい」にしてくれます。
アルバムの写真や戸棚のCDには当時の思い出がたくさん詰まってるものです。

その後、マーメンたち他のメンバーと出会って、
BJと二人でスケバンを企画して彼らを誘って、スケバン始めて。
その全てが、それらの思い出の「延長上」にあります。
それらが、繋がって繋がって、「今」があるわけですな。
当時、BJと二人で頑張った5年間があるから、マーメンらとの「出会い」もあったわけで。。
俺たち「仲間」が増えて良かったな~、なんて昔話ついでにBJと良く話したりしてます。

「思えば遠くに来たもんだ」

そんなセリフが頭をよぎる今日この頃。

また明日から、頑張ろっ。


ゴッホ