最近になって、ハイレゾ商法を許容したのは失敗だったかもと思うようになってきました。あれから、数字という皆に信用されてる科学のツールを使って、非科学的な文章を書くひとびと(以前の日本語でいうと詐欺師)のが爆発的にふえてしまいました。

 

私は、科学的理由からではなく、社会的理由から、ぎりぎりハイレゾを支持する立場をとっていました。

しかし、イレゾという小手先の言葉を持ち出し、原因解明や関係者の責任追及なしに事態を穏やかに収めようとしたのは、一見うまくいったみたいでしたが、やはり結果的にに失敗に終わてしまった。と思っています。

 

20kHzをはるかに、超えていて人間の五感とは全く関係ない数字なのに、サンプリング周波数は高いほどいいという定性的な言葉しか理解してなくて、本気でそう書いていてる、プロやセミプロのライターの記事が蔓延してるのをみると困ってしまいます。もうまともな大学以外では、音声や聴覚の正しい知識を得ることができない時代になってるのでしょうか?

 

音楽の専門学校では、以前のように”20Hzから20kHzの範囲を超える音波は、聞こえないだけではく、難聴などの健康被害の原因になるので、必ずカットししないといけない”と教えなくなったのでしょうか?

DA変換のさいごで、完全にカットするので、高すぎる周波数成分は全く味がないとおしえないのでしょうか。

 

ハイレゾの件は、大人の都合が、若い人たちの正誤の判断を誤らせて、最悪の事態を招いてるよと感じています。この、現状のが放置されていることについておおきな、焦燥感があります。

 

より多くの人に高音質な機材で音楽を楽しんでもらうというハイレゾの目的を再確認して、無意味な健康被害にあう方が出ないように今後も努力していきたいものです。