ルビコンのPMLCAPというのは、記憶によれば、どっかのオーディオメーカーの何十周年かの記念モデルのアンプの為に、ルビコン社が社運をかけて開発した、コンデンサで、”その開発は、全社員の知恵を出し合い、コンセンサの評価法までゼロベースで洗いなおして、新し評価法の確立までするという、ルビコン社としては”地上の星”級のプロジェクトだったという話を聞いたことがある。しかし、先日までは、”ただ漠然と積層チップフィルムコンデンサの一種”だと思っていた。

 

ところが先日、英語名がにふと目に留まった”PMLCAP(Polymer multilayer capacitor)、フィルムと電極層を積み重ねたフィルムコンデンサではないんだ!作り方からして違うんだ。機械加工を使ってないのだ。機械加工が無いということは、巻ムラなどの不均一が原則的に起きない。だから、機械的振動に伴う雑音が少ないんだ!(目かウロコだった)。

 

ルビコンのサイトによると、耐電圧が低いため、今流行の風力発電用電池には、定電圧で高効率が要求される使えないが。環境発電用のコンデンサとして期待されているようだ。

 

フィルムコンデンサや可変抵抗など、機械的に作られた部品は、モデルチェンジたびに、回路図指で定した品番が無くなり、後継品番を試すと変な音して大抵ダメだった。(一般用フィルムコンデンサや可変抵抗に音響特性要求するユーザーなんて大手からすれば、完全無視してもいいほどの人数だからね)。

 

しまった!PMLCAPにしとけばだ苦労いらずだったんだ! これからは必ずPMLCAP指定する!

ルビコンなんてマイナーメーカーして、製品無くなったら終わりじゃん考えてました、ごめんなさい!!

機械工作より、電解のほうが圧倒的に精度がイイので、四角いコンデンサなんて使わないで済むに越したことはないと考えてました。

(PMLCAPはピンセットで挟むだけで膜が剥がれるし)

ごめんなさい!