今までの改造目的のジャンクDACじゃなく、改造なしで使える"I2S"DACということで、”PIFI DigiDAC + HIFI DA DAC” 買ってみた。

”定番のDTM用USBDAC達”と比較できるレベルじゃなく所詮オモチャだった。

 

高音が伸び切ってなくて少しだけつまらないが、さほどひどくもない。

人気の音楽プレイーソフト”Volumio”を使うと、エフェクトがかかるのか、ハイエンドオーディオ風の脚色した音になる。

それはそれで興味深いが僕には不要。

 

 

 

 

(自作マニア部品解説) ”昔フィルム” ”今タンタル”

タンタルコンデンサが音響用として優れていることは、以前より知られていた。しかし、故障時にに”ショート状態”になり、加熱発火の危険性があることから、使用可能な箇所が極めて限定されていた。近年、”電源電圧の3.3V化”と”電源回路のIT化”とで、ショート破壊による火災発生が防止可能になり、DAC基板での使用が一気に拡大した。

高価で、良質な製品の入手が困難な、フィルムコンデンサを使用する理由がなくなった。

雑音発生の元凶”だった積層セラミックコンデンサを使用する理由もなくなった。

 

チップ型でなく筒形のコンデンサは、”通常電解コンデンサ”→”有機電解コンデンサ”→”(高周波特性改良型)通常電解コンデンサ”と変遷した。”(高周波特性改良型)通常電解コンデンサ”は、改良前と同じ型番の製品のとして販売される事が多い。そのため、ここ数年、音響機器を更新した際に、同型番なのに高音の抜けが良くなってることが多々ある。

 

(追記)

”(高周波特性改良型)通常電解コンデンサ”は、通常”低ESRコンデンサ”と呼ばれている製品だ。