べぶどん | てげてげ節

てげてげ節

ヤル気は少ししかありません。

都城市高木町春日神社の苗代神事、べぶどんを見てきました。
べぶとは諸県の言葉で牛のことです。
親方と下男が牛を使って田起こしをする寸劇なのですが口蹄疫や新燃岳噴火などの世相を織り込んだ掛け合いが面白く、時に観客から軽妙な野次が飛びます。
 一応ネイティブなので、ほとんどの言葉の意味は解りましたが、牛を操るときの「ひだひだ」(左、左)の意か?という掛け声や牛を後ずさりさせるときの「ぜっ!ぜっ!」という掛け声は初めて聞く言葉でした。

下下男(したでかん)登場

頭下男(かしたでかん)登場

親方登場
煙草を一服していた2人はあわてて仕事にうったつ。

畔下掘り

水に見立てた藁をまく。

しっくい製のべぶどん登場

田にすきをかける。
あの口蹄疫にもやられなかったべぶなので元気があって、力も強い。

馬鍬(まんが)で耕す。
牛が暴れて観客に突っ込む度に大爆笑が起こる。

べぶどんをきれいに拭いてあげてべぶどん退場。

只今より春日神社の種籾を下します。

一粒万倍 五穀豊穣