この家は
私が嫁いだ時にはもうあった

て、事は
そっ同居
結婚してすぐ主人の口から

この家はもう手を入れないから

と、言われた

姑も

この家は100年保つように
ちゃんと建ててある
この大黒柱、梁も
そんじょそこらにはない
だから大事に住んでおくれ

と、言い続けていた

確かに
岐阜の付知から
材木と大工さんが来て
泊まり込みで家を建てたらしい

その時に買ったやかん、
鍋などはとてつもなくデカい

ガス釜だって
二升五合炊き

核家族、団地で育った私には
ここにある道具は
給食センターか?
と思うほど

それに、土壁だし
欄間もあるし
障子は雪見障子だし
床の間も
広い玄関も
なにもかも見たことないし
戸建てのお友達だって
街の戸建てだから、
40坪ぐらい?

とにかく
この家がどれだけデカいのか
全くわかっていない

ただ、法事の多い家で
私が嫁いで10年は
毎年法事があった
その度に障子を外し
襖を外し20人を超える人たちが
普通に御膳を用意できていた

そんな田舎の家です