暗く冷たい暗闇を

静かに照らす

その光は

白く細くぼんやり輝く

暗く冷たい暗闇を邪魔しないように

凛と佇む君は儚くて美しい

そんな君を

僕は遠くから見守る

遠くからじゃないと君を見ることができない

僕は君には近づけない

人々の夜の闇を照らしている君

僕が君に近付いてしまったら

永遠の暗闇となる

暗闇の中だと

君を見ることすら出来ない

美しくも儚い君を

今日も僕は静かに見守る