比叡山延暦寺の横川地区にある元三大師堂で“おみくじ”を引いてもらいました。
“おみくじ”は自分で引くものですが、こちらでは、お坊さんが個室でカウンセリング後、
本堂でお経を唱えてから“おみくじ”をひいていただけます。
元三大師様にお坊さんが願意をお伝えし、その内容について回答を頂く形式と表現してよいのでしょうか。
この写真は前回12月に撮影したので雪がありました。
初めて参拝した時に、ここが“おみくじ発祥の地”であり、おみくじの祖とされているのが元三大師さまであると知りました。
普通の感覚で「おみくじをひかせてください。」と受付の方にお話ししたら、予約制である旨伝えられました。
堂内右端に、運試しの方には、ご遠慮いただいておりますという旨の記載が大きくありました。
つまり、気軽に引くおみくじではなく、方向性を定めるために真剣に引くおみくじということでしょう。
それで今回は、事前に予約の上、元三大師堂までやってきました。
気持ちが定まらない時はネガティブに考えてしまい、また後ろ向きな思考に繋がって抜け出せなくなります。そんな状態でした。
予定より早く窓口に行くと、別室に案内され、住所・氏名・年齢(数え)とともに、今日のおみくじを引く目的を記載します。
記載してしばらく待つと、住職が迎えに来てくれ、待っていた部屋とは違う和室に移ります。
執務室でしょうか、その和室で住職がお茶の用意をしてくれました。その間に今回おみくじを引く目的の説明を求められます。
しばらく住職が私の話をじっくりと聞いてくれました。
悩みに対してのアドバイスや考え方含めて約1時間ほどかけてくださいました。
ほんの数分と思っていましたからびっくりしました。
しかし、私の相談内容については簡単でないようです・・
「今回は、願意を占うのではなく、年末までの心構えをお大師様にいただきましょう。」ということになりました。
本来は年初めに占うことであるので今回は特別にとのことでした。ありがたいです。
本堂に移り、住職の読経がつづき、後ろで手を合わせます。
読経が終わると、ガラガラと筒から番号の記載された札を引いてくれます。
先程の部屋に戻り、おみくじの紙面を渡され、内容の説明をして頂けます。
住職から、「良い内容でしたよ。お話を聞いているときは、もしかしたら凶かもしれないと思いました。」と言われ、冷や汗😅・・
思わず、「凶も出ることあるのですか?」と失礼なことを聞き返してしまいました・・
「何をおっしゃいますか、凶がでることはよくありますよ。ですから油断してはいけないですが安心してよいと思います。」とのことでした・・さらに(;'∀')・・
でもうれしかった。問題が解決したわけではないですが、道が間違っていなければできることはあります。
住職から「元三大師の御廟に寄ってみてください。不思議な場所ですから。」と案内され、裏側の道に廻って寄ってきました。
さらに裏に周ります。お線香と灯明が供えられるようになっています。
おふだのお礼をお伝えして帰途につきました。トータル2時間以上いたでしょうか。
住職の個人のカウンセリングと読経によるおみくじ、その後の説明も手厚く心温まるものでした。
受付で納める金額は3000円です。独り占めの御祈祷と考えたらものすごくリーズナブルだと思います。
お札は一定期間お堂で祈祷され、後日送られてきます。
人気の御守りや護符も500円ですし安いです。
疫病退散で多くの方が参拝に訪れていました。
住職にいただいた名刺に電話番号がありました。
予約した番号と同じでした。
比叡山延暦寺 横川 元三大師堂
077-578-3683
皆様にも素敵なご加護がありますように・・・