真言宗犬鳴派 七宝瀧寺にて修験道一日体験に参加してきました。
本堂下のこちらのお不動さんのいる場所で朝8時半に集合です。受付の方に参加費3000円を支払って参加のリボンを預かります。
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険しい山岳登山や滝行があるだろうから、申し込む人達はせいぜい数人だろうなぁと思ってました。

で、とんでもない! 集まった人数は50人以上はいたと思います。それに半分近くは女性でした。

修験道体験は有名なんでしょうかね。 どちらにしろ、信仰が深い方がたくさんいるって素晴らしいことだと思います。

修験道体験中に写真撮影をしたかったですが、その内容上、撮影がためらわれるので写真はありません。


本堂前でお勤めをした後、修験者先達の山伏さん達に続いて、女性陣を優先にして犬鳴山の回峰に向かいます。法螺貝がボワッ、ボワッと鳴っています。

回峰はつまり登山ですね。一般の方は入れない修行場のルートを登って行きます。

これが非常に険しい💦 

鎖場もあるし岩をよじ登る場所もあります。⛰
目眩を起こしたりスリップしたら滑落の恐れが・・大丈夫かなと思うものの、ある意味アトラクション的な雰囲気もあり、楽しくもあります。

人数が多いので登山渋滞でした笑

崖の切立つ開けた場所にくると両腕に太い縄をかけられます。命綱みたいなもんですね。
そして崖から落とされるような雰囲気で上半身を崖から突き出さないといけません。

そして命綱を支えている修験者の方から、
「親孝行してるかー⁈」
「お墓参りはしろよー⁈」
「家庭を大事にしてるかー⁈」
など聞かれます。

大きな声で 「ハイ‼︎ 」と応えないといけません。(゚o゚;;

ハイ‼︎ と言っても、修験者さんから 「ほんとか⁈、嘘つくなよ‼︎ 」とか返されて結構笑えます。

終わるとみんな一緒に頂上のお社で般若心経と真言を唱えます。

下山途中に 、やっと1人が潜れるくらいの洞窟が下山方向に伸びている場所があります。約10メートルくらいでしょうか。

胎内潜り といって、洞窟を産道にとらえて潜り、出口まで這って進みます。真っ暗で身動きとれないので多少恐怖も感じます。やっと出口が見えてきました✨出口では

「オギャー‼︎」と元気に叫びます😆
生まれ変わったかな?

下山するまでの山のあちこちに三十六童子の石仏があって賑やかです。

さて、いよいよ滝行です。前回写した写真ですが、水量はもっとありました。常連の方からするとまだまだ水が少ないようです。
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滝行をする前にお寺から借りた白装束に着替えます。
着替える場所は女性は専用の部屋にて。男性はお堂の縁の下に幕を張っただけの崖場。笑

白装束は上と下に分かれてます。下は腰巻きで布一枚です。一瞬フンドシかと見間違えました。
男性でもパンツの上から着ている人もいましたね。
確かに不安。^_^;
私はそんなもの脱ぎ捨てました。見えたら仕方ない笑

滝行も女性が先です。5人1組で滝に向かい、修験者さんから事前に気合いとお祓いを受けます。
女性の方が根性ありますねー。恥ずかしがる人いません。

いよいよ自分の組の番になりました。波

お祓いを受けて滝に繋がれている鎖を持って水流に突入します。

わー!結構圧力ある!
水温は8月なので温かい方だと思いますが意外と冷たいガーン

修験者さんたちと一緒に大声で般若心経を唱えます。水流負けないように大声で唱えます。そのうちにガタガタ震えてくるんです。水って夏でも冷たいんですね。当たり前かな?

長いような、短いような感覚であっと言う間に滝行も終わりました。その後に滝の横の水流が弱い場所で3口お水をいただきます。
後日談ですが代謝が良くなった感じがします。

最後に滝場を守っている倶利伽羅不動明王に手を合わせます。

ありがとうございました。

白装束、水で濡れてパンツ履いている人は透けます。履いてなくて良かった〜。でも岩場から降りるとき気をつけないとポロリに注意必要(笑)
着替えもまた同じあやしい軒下にて。

集合から終了まで約4、5時間程だったでしょうか。
修了証をいただいて解散になります。

体験コースですから厳しいというより楽しいという感じでした。また滝行はしたいですね。スカッとしますから。だけど寒い時期が本当の修行かもです。

修行体験コースの案内は七宝瀧寺のホームページにあります。写真で様子が説明されていました。

 毎月第3日曜日に事前予約にて参加できるようですが、9月は結縁灌頂の儀式があるので体験コースはないそうです。

また参拝に行きたいです。



みなさまにも素晴らしいご加護がありますように・・




桑原社会保険労務士事務所