逆行性射精は、射精時に精液が陰茎から排出されず、逆方向の膀胱へと流入してしまう状態です。

通常であれば、射精時には膀胱の出口にあたる膀胱頸部が閉塞するため、精液の逆流は防がれていますが、逆行性射精は射精時においても膀胱頸部が開いたままの状態になるため、前立腺組織の強い収縮が起こった際に、精液が膀胱へと逆流してしまう現象が起こります。

前立腺の強い収縮によって射精感は感じられますが、陰茎からは精液が全く排出されなくなったり、精液量が極端に少なくなります。

不妊の原因にはなりますが、健康上においては特に弊害は無いと言われています。

前立腺肥大症の手術の際に、尿を出しやすくするために前立腺を切除する事や、前立腺肥大症の治療薬によって尿道が拡張されて起こりやすくなる場合があります。

また、膀胱頚部硬化症、慢性前立腺炎、糖尿病、脊髄の損傷などが影響して起こる場合もあります。

逆行性射精は、精液が全く出ない場合もありますが、精液の量が少ないものの、通常通りに陰茎から排出され、射精をした感覚も得られる場合があるため、自分では気が付きにくいケースもあります。