不妊症は、妊娠を望む男女間において、自然な頻度で1年間性行為を行っていても、妊娠に至らない状態と定義されています。

妊娠に至る割合を平均すると、6ヶ月以内の妊娠は65%、1年間以内の妊娠は80%、2年以内の妊娠は90%の割合とされており、日本国内では、男女の約10%が不妊症の悩みを抱えていると言われています。

男性も女性も、加齢とともにホルモンバランスの変化などから、少しずつ性機能が衰えていきます。

一定の年齢に達すると、必ず生殖機能を失う訳ではありませんが、男性も女性も、高齢化するほどに妊娠に至る割合が低くなる事が知られています。

また、高齢出産になるほど、妊娠中毒症や先天性の異常が生じたり、流産や難産の割合が高くなると言われています。

不妊の原因の統計調査では、男性側に原因がある場合と女性側に原因がある場合が、ほぼ半々の割合となり、さらに2組に1組の割合で、男女の双方に原因がある事が判明しています。