男性不妊症は、不妊の原因が男性側にある事が明確に判明しているものです。

その原因には、勃起不全、射精障害、造精機能障害などがありますが、男性不妊症の80%以上は造精機能障害があると言われています。

勃起不全は、陰茎の勃起が起こらない、十分な硬さが得られない、性行為の途中で陰茎が萎縮してしまうといった問題から、満足な性行為が行えない状態を言います。

加齢とともに精巣が萎縮する事によって男性ホルモンの分泌量が減少したり、高血圧、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病によって陰茎海綿体への血液循環が悪くなるなど、肉体的な衰えによって起こる場合や、子作りへの過度なプレッシャー、仕事や家庭におけるストレス、過去のトラウマなど、精神的な問題によって性的興奮が抑圧されて起こる場合があります。

また、交通事故や手術による神経や血管の損傷、薬剤の副作用などから起こる場合もあります。

射精障害は、勃起は問題なく起こるものの、正常に射精を行う事ができない症状を言います。

射精障害の種類には、射精時に膀胱頸部が閉塞しないために、精液が膀胱内へと逆流してしまう逆行性射精、尿道の外傷や尿道炎などの感染症によって、尿道が閉塞してしまう尿道狭窄症、自慰では問題なく射精に至るが、女性の膣内では射精に至らない膣内射精障害などがあります。

また、射精がすぐに起こる早漏や、なかなか射精が起こらない遅漏も、射精障害の一種とされています。

造精機能障害は、精巣で精子を作る機能に問題があるために、精液に含まれる精子の数が少なかったり、運動性が乏しいために、受精が起こりにくくなる問題で、中には精液に精子が全く存在していないケースもあります。