【2℃目の彼女/シド】
1ヶ月ぶりに本命バンドの曲を弾かせて頂きました。夏の始まりに冬の曲を選ぶ私...シドは名曲揃いなので全季節対応です(?)
[メジャー2作目]
2008年【モノクロのキス】でメジャーデビューを果たしたシド。翌年リリースされた【2℃目の彼女】はバンド史上初のオリコン3位を飾りました。ちょうど私がシドに夢中になり始めた頃です。
当時は空前のV系ブームで、地上波でもV系特番が普通に放送されていた記憶が鮮明です。(年齢がバレる)
リリース後はCDTVに出演してこの曲を披露していたのですが、曲紹介VTRの明希ちゃんがあまりにも不機嫌で『本当は出たくないのかな...?』と勝手に心配になったことまで覚えていますw
数年後に彼が『とっても天然でキュートな人』と知ったのはそう、夢中の後もう戻れない。(sleep引用)
[西平彰氏による編曲を添えて]
長年言い続けてきた個人的な見解、【しんぢさんの曲は一番シドっぽい】
オバンギャによる多少の思い込みもあるかもしれませんが私が『うわぁシドだ!』となるのはいつも彼の曲です。語彙がなくて申し訳ないのですが、温かくて柔らかくて切なくてカッコいい...とにかくただの名曲なのです。
ギターでイントロドン!➡︎明希ちゃんによる謎の手拍子促し➡︎ドラム参入➡︎ベーススライドイン!➡︎ギャによるワイパー合戦
これがこの曲の楽しみ方、押さえるべきポイントです。(有害マウンターオバンギャ)
[フェイクファーを羨んだことある?]
マオ氏ワールド全開の歌詞、ただの至高である。単に再会の恋愛だと思って聴き続けてきましたが、【冬の作り笑顔】を【フェイクファー】と表現する感性...今改めて熟読してみると凄い。
この一文の何が凄いって【ファー】を用いることでしっかりと季節感が出ること。その男女の状況まで想像できてしまうこと。この妄想力は長年マオ文学に触れてきたことで鍛えられたとは思いますが、やはり天才としか言いようがないと思います。
そして飲み物シリーズ、本件は【ラテ】。
マオ氏の歌詞には【センチメンタルマキアート】【カフェオレと呼ぶにはあまりにもミルクで】【微炭酸peach】など、飲み物の糖度を用いた表現が多いです。今回は『温かいラテのようにそっと潜り込んだ』という言い回しですが、コーヒー類が一切飲めない私は毎回のように調べ上げます。
『ラテ』はエスプレッソを使って『コーヒー2:ミルク8』になるように仕上げるそうで、一見『ミルク多くない?』と思われがちですが、高圧力で抽出し旨味がギュッと凝縮されたエスプレッソを使用するため2:8がバランス良いそうです。
ふむふむ...
よし、コーヒーが飲めない奴の感想いきます。
なんか温かくて甘そうなことは間違いねえ!そっと潜り込めそう!(アホ)
[オクターブ地獄]
シドでオクターブは【刺と猫】ぶりかな...?
苦手なので練習しましたが運指が美しくないのが最大の反省点。そしてこの曲は全体を通して本当に難しい!!リズムは気持ち良くてわりとすぐ身体に染み込ませられましたが、何より速い!ライブ映像や音源を見たり聴いたりしている分には全く感じなかったのですが、実際に演奏してみると速すぎる。このくらいのツーフィンガーをもっと余裕を持って弾けるようになりたいです。
拙い演奏力ではありますが、とにかく細いフレーズがひたすらカッコいいので耳を澄ませて頂けたら幸いです。
[初夏とは思えない映像]
見事に雪降っちゃってますw
私個人の考えですが【夏の撮影だから夏物を着る】のも素敵だとは思いますし、私自身もそうすることはあると思います。しかし既存の曲があっての【弾いてみた活動】なので、曲の世界観を守ることを最優先にしたい気持ちが強いです。今回は冬ソングということもありタートルネックにアンクルージュのカーディガンを重ねましたが、撮影部屋が2階に移動してエアコンがないため、熱中症になって倒れるんじゃないかと思うレベルの灼熱具合でしたw
苦労した撮影のことは時間が経過しても忘れないので嬉しいです。
[総括]
難しかったし反省点も多々ありますが、やはり純粋に明希ちゃんのベースが大好きだということを実感しました。シドの曲はあまりにも聴き慣れ過ぎているためリズムを身体に叩き込む作業が他アーティストに比べて速いので、オタク兼プレイヤーでいられることを改めて誇りに思います。
もっとたくさん練習して、【オクターブ地獄の夏曲】である【夏恋】も制覇できるように頑張ります!