micro TESEの助成金が4月から現在の15万円から30万円にアップされることになりました。これから手術を受けられる方々にとって自己負担が減ることになりますので、一見すると朗報と言えるかもしれません。これまで体外受精や顕微授精にも助成金が支出され、地方自治体によっては初回の治療で30万円を支給するところも出てきました。
しかし以前のブログでお伝えしてきた通り、体外受精や顕微授精の採卵あたりの妊娠率は年々下がる一方で、以前のブログで掲載した5%台だった採卵あたりの顕微授精の妊娠率はさらに下がり4%台となったことが日本産婦人科学会から公表されましたが、一般の方々はこうした数値を目にすることはありません。
そしてこうした助成金支出の副作用として不妊治療の治療成績の低下があると考えるのは果たして小生だけでしょうか?バブル崩壊後の日本では金融危機と言われる時代があり、不良債権を抱えた金融機関の倒産が相次ぎました。その背景に回収の見込みの低い融資を甘い審査で数多くしてしまったことがあります。金融機関は顧客から預かったお金を融資するのであって自分たちが汗水かいて働いて得たお金を貸し出しするわけではありません。その結果融資の選定が甘くなって貸出し金が焦げ付いてしまい、不良債権を抱えることになってしまったのです。
不妊治療の助成金も公的資源から支出されます。その結果、これまで公的資源を貪るように拡大する高度生殖医療施設や新規参入する高度生殖医療施設が続出することになっています。行政機関も自分で汗水かいて働いて得たお金を支出するわけではなく税金を助成金に投入するので、生活保護の認定と同じくらい審査が甘く、助成金の対象施設を認定してしまいます。今回のmicro TESE助成金増額も同じような悪影響をもたらしかねません。micro TESE助成金増額を偉業のように宣伝している高度生殖医療施設もあるようですが、結局は自分のところに公的資金が入り込むことを歓迎しているのです。そして高度生殖医療施設は資金にものを言わせて手術用顕微鏡を入れただけのmicro TESEを蔓延らせることになります。その代わり〇〇専門医など手術技量が反映されない専門医制度の肩書きをホームページに掲載し、多額の費用をかけて雑誌広告やインターネット業者による検索優位を打ち出して、患者を誘引するのです。
患者側ももし助成金が支出されず、自分が汗水働いて稼いだお金で治療を受けるのであれば、もっと治療について勉強して手術を受ける医療機関も吟味して慎重になれたはずが、助成金が受けられるというお得感に騙されて誘引性のある高度生殖医療施設に安易に引っかかってしまいます。
不妊治療にあたってまずは助成金云々に一生懸命になるのではなく、治療は自分で働いて稼いだお金で受けるのだという基本的な姿勢が必要です。そうした真摯な患者の気持ちが患者の役に立ちたいとする医師の心を動かします。そして手塚治虫の名作の主人公ブラックジャックが手術で数々の奇跡を起こしたように、不妊治療でも数々の奇跡を起こしているのです。
しかし以前のブログでお伝えしてきた通り、体外受精や顕微授精の採卵あたりの妊娠率は年々下がる一方で、以前のブログで掲載した5%台だった採卵あたりの顕微授精の妊娠率はさらに下がり4%台となったことが日本産婦人科学会から公表されましたが、一般の方々はこうした数値を目にすることはありません。
そしてこうした助成金支出の副作用として不妊治療の治療成績の低下があると考えるのは果たして小生だけでしょうか?バブル崩壊後の日本では金融危機と言われる時代があり、不良債権を抱えた金融機関の倒産が相次ぎました。その背景に回収の見込みの低い融資を甘い審査で数多くしてしまったことがあります。金融機関は顧客から預かったお金を融資するのであって自分たちが汗水かいて働いて得たお金を貸し出しするわけではありません。その結果融資の選定が甘くなって貸出し金が焦げ付いてしまい、不良債権を抱えることになってしまったのです。
不妊治療の助成金も公的資源から支出されます。その結果、これまで公的資源を貪るように拡大する高度生殖医療施設や新規参入する高度生殖医療施設が続出することになっています。行政機関も自分で汗水かいて働いて得たお金を支出するわけではなく税金を助成金に投入するので、生活保護の認定と同じくらい審査が甘く、助成金の対象施設を認定してしまいます。今回のmicro TESE助成金増額も同じような悪影響をもたらしかねません。micro TESE助成金増額を偉業のように宣伝している高度生殖医療施設もあるようですが、結局は自分のところに公的資金が入り込むことを歓迎しているのです。そして高度生殖医療施設は資金にものを言わせて手術用顕微鏡を入れただけのmicro TESEを蔓延らせることになります。その代わり〇〇専門医など手術技量が反映されない専門医制度の肩書きをホームページに掲載し、多額の費用をかけて雑誌広告やインターネット業者による検索優位を打ち出して、患者を誘引するのです。
患者側ももし助成金が支出されず、自分が汗水働いて稼いだお金で治療を受けるのであれば、もっと治療について勉強して手術を受ける医療機関も吟味して慎重になれたはずが、助成金が受けられるというお得感に騙されて誘引性のある高度生殖医療施設に安易に引っかかってしまいます。
不妊治療にあたってまずは助成金云々に一生懸命になるのではなく、治療は自分で働いて稼いだお金で受けるのだという基本的な姿勢が必要です。そうした真摯な患者の気持ちが患者の役に立ちたいとする医師の心を動かします。そして手塚治虫の名作の主人公ブラックジャックが手術で数々の奇跡を起こしたように、不妊治療でも数々の奇跡を起こしているのです。