親子の仲が悪いと子どもに悪影響をあたえます。

父親と子どもの仲が悪ければ、

年上に対して

「どうにかして叩き潰してやろう」という

思いしか持てません。

 

先輩・後輩という関係も理解できません。

「たかが先に生まれたという理由だけで

偉そうにしている。

その天狗の鼻をへし折ってやりたい」という

願望を持ち、実行します。

 

国家権力・既得権力に対しても

反発心のみです。

 

尊敬なんて

どこを探しても自分の中にはありません。

 

 

なぜなんでしょう?

 

「親がそういう育て方をしたから」

です!

 

 

心理学では「投影」だと

いうものです。

両親からの愛を諦めることはできますが、

長年、培ってきた性格はなかなか変えることが

できません。

 

 

親に対する感情が世の中では

「育ててもらった親に対してなんて罰当たりな!!」

と言われるので、(現にわたしは言われてますからね)

先回りして 

自分以外のすべての人々に当てはめてしまいます。

 

根っこは親に対するもの

なのに、

全然、関係のない別の人に八つ当たりする形で

現れるのです。

 

 

 

 

親は自分を認め、肯定し敬われたいとの

思いや承認欲求が大きいでしょうが、

 

子どもはその親の子として産まれた自分を肯定し、

受け入れてもらいたい。

親の望みを叶えたら、褒めて欲しい承認欲求を

持っています。

 

 

毒親の

「小さな恩を売って、大きな得を得よう」

という下心も影響しているんでしょうね。

 

自分が生み出した命を

どう扱おうと、俺の勝手だ。

という人も稀にいます。

犯罪者脳、とでもいうのでしょうか。

自分大好き人間。

 

 

 

では、親子仲をよくするには

どうすればいいのでしょうか?

 

簡単です、「質より量」をこなせばいいのです。

大抵の親は、良質な体験を子どもにさせたいと

思ってますが、

子どもは旅行に行きたい、花火大会に行きたい

テーマパークに行きたい、などと思ってません。

 

親と楽しく会話したり、仲良く何かを作ったり

そんな他愛もないことを

毎日、小時間でもいいので

自分に眼を向けてくれていると実感したい、

自分は必要とされている、

自分は親から愛されていると

感じたいだけです。

 

小学生の時には分からなかったことも、

高校生になれば理解できます。

 

「小学生の時は親が海外旅行に連れて行ってくれる子が

羨ましかったけど、

今はなんでそんなことを思ったのかが

分からなくなった。

高校や大学などの進路を一緒に考えてくれる親で

良かった。」

 

 

うちの子はそう言っています。

そう言ってくれて、

癒されているのは

親である「わたし」自身なんです。

 

涙が出るのはなぜか

わかりませんが、

 

わが親・わたしの周りの大人たちから

言われたことない言葉だから

感動したのでしょう。

 

逆に、そう言えと求められ続けてきたから

既存権力などに対する復讐心の塊に育ったのでしょう。

 

恐ろしい結果を自分たちで

作りだしていることに

気づけている人は

果たしてどの程度いるのでしょうか?