何度読んでも良書だと思う。
毒親を知る上でこの本はとても分かりやすく
スラスラと読めるでしょう。
2章の娘で虚栄心を満たそうとする
「見栄っ張り母」が
わたしの母のタイプですが、
そこにもう1つのエッセンス・隠し味が加えられている
ように感じる。
自分のように「惨めになれ」という
思いが込められている。
忘れかけたころに読み返すと良いよ。
何度読んでも、その頃に気づけなかった
気づきがどこかしら出てきます。
あの時理解できなかったのは、
まだ知識が浅かったからだ、
とか。
自分を物のように扱い、金儲けの道具にしか
見てくれない人の皮被った「何か」だ、とか。
諦めというより
一歩離れて見ることができると
また違う理解が進みます。
何度読んでも
腹が立ちますけど
「感情を持つな」と躾けられてきたわたしにとって、
必要な事なのです。
喜怒哀楽がなく、虚無しかなかったので、
怒りの感情でも
それは大切な
「人生を取り戻す」第一歩となるのです。