ヤングコーンミノー全国発送完了。 | スカジットデザインズのブログ

ヤングコーンミノー全国発送完了。

皆様こんにちは。

皆川界です。

 

4月に入り暖かい日も増え、さらにまん延防止等重点措置も解除され、SNS上は釣果写真が飛び交っておりますね。

私も早く釣りに行きたいと思いながらも「ヤングコーンミノー150」の製作・出荷作業を行っていたこともあり、いまだにろくに釣りに行けておりませんが、ここからは行きまくりたいと思います。

 

というのも、無事に業界(世界)初となる生分解性樹脂を使用し、3Dプリンターで成形した「環境対策型ルアー」の全国流通用の出荷作業が完了いたしました!

予定より少し遅れてしまい、ご注文頂いた小売店様・お客様にはご迷惑お掛け致しましたが、無事出荷いたしましたので、到着までしばしお待ちください。申し訳ございません。

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では、「ヤングコーンミノー150」とはどういうルアーかご説明させて頂きます。

 

【ヤングコーンミノー150】ウエイククベイト(トップウォーター) 

DeeDeeDesigns第一弾の『コーンミノー200』のダウンサイズモデル! 

サイズ・ウエイト・性能において使いやすさを追求した『DDD』の第二弾ビッグベイト。 

性能は、デッドスローリトリーブで水面に引き波を立てて泳ぎ、ファストリトリーブでローリングアクションを加えながら表層〜80cm程まで狙うことが可能。活性や状況に合わせてリトリーブスピードを変え、ターゲットにアピール! ※コーンミノー200より深いレンジも探れます。 

独自のバランス設定により、通常のローリングを遥かに凌ぐハイパーローリングアクションは、遠くの魚を呼び寄せ、迫力満点のバイトシーンを楽しむことができます。 

左右の大きな目のカラーが違うオッドアイが、ローリングアクション時に強力な色彩効果を生みます。 ルアーでは初採用(当社調べ)のハニカム構造のボディに、ワイヤー貫通リグを採用しているため、マグロなどの大型魚とのファイトにも十分耐えることができます。 

・新素材:当ルアー使用P L A樹脂は通常のP L A樹脂の最大9倍の耐衝撃性の強靭なP L A樹脂を使用。(生分解性樹脂) ・新構造:張り合わせ構造ではなく、リップも含みモノコック構造にしウエイトバランスボックス搭載。新構造で安心の強度。(DDDオリジナル構造)

泳ぎはこんな感じです。

YouTubeでご覧ください。

 

カラーは全8種類。

 

 

「チャートライムチャート」と「グローグローグロー」以外はフィラメントの元の色を生かしたPLAならではのカラーリングになっております。

また、「グローグローグロー」と「パールダイコン」以外の6色はマット(艶消し)仕上げです。

 

そして、今回は初回限定パッケージで販売いたします!

DDDでは、「釣りずっとを楽しめる未来を目指して」をモットーにSDGsに取り組んでいます。

その為、ルアーを生分解性素材にするだけでなく、パッケージにも力を入れより環境に優しい物にしたいと考えました。パッケージは商品の第一印象にもなるのでとても大事な要素ですが、買っていただいた時点で大半がゴミと化してしまうのが現状です。ちゃんとゴミ箱に捨てている方がほとんどかとは思いますが、故意では無いにしろ釣り場でそのパッケージが風で飛んでいってしまったりとポイ捨てと同じ状態になってしまうこともあり、その結果現在のマイクロプラスチック問題や環境汚染の原因の一角になってしまっているのです。

それをどうにか改善できないかと思い、紙だけにするとかいっそパッケージなしにするとか色々考えましたが、店頭で直接お客様が見て買うことを考えるとパッケージレスは難しく、また紙にすると商品が見えなくなってしまうという問題もあり悩みました。その結果、「捨てたく無いパッケージ」にすれば?

と思い、今回の限定ボトルでの販売に至りました。

正直ボトルはプラスチックなのですが、捨てなければ明らかにゴミは削減できます。

まだまだ小さいメーカーなので、地球規模からするとホコリみたいな存在ですが、まずは第一歩として捨てたく無い、再利用できるパッケージにしようということで今回の限定ボトルでの販売にいたしました。

こんなボトルです。

 

 

大きめのルアーということもあり、使用後飾ったりする方も多いので鑑賞用ケースとしてだったり、ボトルであればパッケージや鑑賞用ケース以外にも使用用途があります。ドリンクを入れたり、調味料を入れてみたりなどいろんなケースとして再利用が可能です。

是非捨てずに再利用していただけるとありがたいです。

今回は初回限定ボトルということで、通常パッケージはもちろんあるのですが、海水で分解するフィルムを採用し、パッケージ化を素材メーカーにお願いしたのですが、その素材のパッケージ化に少し手間がかかっているおります。というのもその素材を使用したパッケージは世界初の試みなので、もう少々お待ちください。完成するまでの間、限定ボトルでの販売になります。

※ルアー自体にフックはついておりませんが、同梱しておりますのでご自身で装着してください。

同梱フック:ST-56BLx2本

 

お問い合わせは、お近くの釣具店までお願い致します!

釣具店がないって方はDDDWebShopでも販売しております。

世界初の「環境対策型ルアー」是非よろしくお願い致します。

 

 

■余談

「環境対策型ルアー」全国流通ということで、事前に準備はもちろんしておりましたが、予想を遥かに超えた道のりでした。

一番の難関は何といっても、「前例がない」という壁でした。

先にDeeDeeDesignsウェブショップのみで「コーンミノー200」という第一作目のビッグベイトの販売はしておりましたので、製作工程などは1トライ2エラーというエラー多めの不思議なトライ&エラーの繰り返しで何とか物にしておりました、さらに「ヤングコーンミノー150」はサイズも小さくなったのでより簡単に製作できると思えましたが、「コーンミノー200」の倍以上の数を作るとなると話は別でした。

DDDでの製作工程は全て自社で行っておりますので、工程が多いのです。

 

デザイン→3Dプリンターで成形→パーツチェック・バリ取り・研磨→構造線(自社製作)・ウエイト装填→ウエイトボックスの接着→ボディ研磨(これが大変・・)→どぶ漬けコーティング→塗装→ウレタンコーティング→検品→梱包(梱包工程も多すぎる)→出荷。

 

ザックリとですが、こんな工程。

 

さらに前例がない為、全て自分たちで開拓した方法で行う為、やってる最中も発見があり、方法を変えてみたりまさに試行錯誤でトライ&エラーの繰り返し。

何よりも大変だったのが、研磨作業・・・

一番地味ですが、これは心が折れる作業の代表。

数個研磨するのでも大変な作業と感じている3Dプリントルアー製作者がほとんどの中、DDDではそれを超越しもう数個なら何てことなくなっていたのですが、数が数だと予想以上にとにかく時間と体力を消費します。

というのもDDDが採用している生分解性樹脂(PLA)は最高強度のPLAを使用しておりますので、とにかく硬いんです・・・またルアーという曲線がメインの製作物になると電動工具なども使えず、全て手作業という離れわ技。

3Dプリンターといえど積層成形タイプだとどうしても積層痕やバリがありますので、それをできるだけ除去し、見た目もそうですが、その後の塗装工程の塗料の密着度にも影響しますので、必要不可欠な作業なのです。

その他にもプリンタの設定の調整やいかにロスをなくすかなど、試行錯誤の繰り返しでした。

前例のないことへの挑戦なので当たり前なのですが、改めて作り出す大変さを身をもって知ることができましたが、それに付随して効率を考えたりとただ作るだけではない大変さも考えさせられました。

ただ、それ以上に作り出す楽しさや「環境対策型ルアー」の今後の発展の希望が見えとても良い挑戦だったと思います。

 

と、長々と書きましたが、製作者の苦労話などは、ルアーの価値には繋がらなず、話のネタぐらいにしかならないのは重々承知しております。

ですが、これだけは伝えたいです。

「DDDのルアー達は私たちが一から愛を込めて作ってます。なので、最高の魚を釣り上げてください!」

 

 

YCM150プロトでの釣果。

 

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