詳しい発達検査を主治医の先生にお願いして、病院のベテランSTの先生がしてくださった。


4年前にもこの先生にしてもらい、とてもよく覚えている。タキに働きかける姿が強烈な印象だった。ほんの1時間くらいで「ほうちょう」って言葉がタキから出ていた。オーム返しもなく、クレーンしかしてなかったのに。


すごかった。タキに検査をしながら、私に教えながら、3時間ぐらい?いや、もっとやってくれた。病院の受付が閉まってしまうので、先に会計して、さらに教えてくれた。


教具の赤い積み木が、ジュースになったり、車になったり、列車になったり、無限に広がる見立て遊びを展開していく。そうして見せて、模倣する力や思考力を見ているのだろう。また、ここにも魔法の使い手がいた。見立て遊びをするってこういうことを言うんだ。


タキの語彙に関することを言われたのも、すごく勉強になった。


タキくんの語彙は、例えば、犬🐕だったら、わんわん、吠える、動物、ペット、番犬、シバ犬、チワワ、かわいい、、、、などなど、犬という言葉ひとつとってみても、それにまつわる言葉はたくさんある。それがいわゆる語彙というやつで、それをどこまで理解できているか?というと、「わんわん」も分かる、「犬」もわかる。「動物」もわかる。「ペット」わかるかな?「番犬」もわかるかな?「シバ犬」は?「チワワ」は?同じ犬だってわかるだろうか?語彙の広がりの話だ。タキはわんわんもわかる、犬もわかる、動物ってところまではわかっている。このレベルがやっとスタートライン。だけど5歳の時は、箸にも棒にも引っかからなかったのに、よく育てたね。


これまでの努力が報われた気がして、嬉しくて泣いて帰った。


で、仕事から帰ってきた主人に報告だ♪と思ったら、テレビ見ながらご飯食べてて、内容は右から左へと流された。生返事。今よりもこのDV男の顔色を伺っていたので、もう、情けなくてめそめそ泣いてしまった。そんな私をみて、DV男は「何泣いてんだ?」って言っていた。


最終的によく育てたって言われたところが言いたいだけなのに、これだよ。私は無い知恵絞って頭わんわんフル回転してるのにな。邪魔すぎるこいつ。夜も寝られんほど難しいこと考えてるのにな。


〜〜〜

鈴木ビネー検査とだいたい一致していて、抽象的な概念がわかっていない。形容詞や気持ちを表す言葉が使えないから、すぐに行動化しやすい。喜怒哀楽の表情カードも読めなかった。3個の言葉の保持や想起ができない。そのくせ、記憶力は普通で、だいたい3回ぐらい教えると10分後でも覚えていた。などなど。


この発達検査の結果を、個別支援会議に出すことにした。


個別支援会議って、関係者が集まって、現状報告して、下手すると、かわいかったとか成長しているとか、あれができない、これができない、って指摘するだけで終わる。で?それに対して何するの?その先がない。具体的な方法論そのものを話す場にするべきなのに、何も提案もなく、なんだったらできないことをあげるだけで終わってしまう。せっかく時間を調整して集まってもらうのに、もったいない。


この発達検査が共通認識としてスタートして、あとは作業療法士さん言語聴覚士さん学校の先生、それぞれが評価手法をもっているはずだから、もうこれをもとに課題が立てられるだろうと思っていた。多職種多事業所で保護者の頭越しでもいい、勝手に話し合ってくれないかな?って思っていた。


またまた、そうはならなかった。