私がSOSをABAの先生に出してから、直接的な回答ではないが、別途料金が発生するがIEPを書いて、それを共有してプロジェクトとして進めたらいいよと提案があった。個別教育プログラム。individualized education programだ。私たちでいうところの個別の支援計画や個別の指導計画だ。


アメリカではそれをもとに療育が進められ、各分野の専門職が集まってくる。(州によって制度は違う)うちはこれをやります。うちはこれを…。というふうに論文ベースで議論が進められるそう。だから、結果が伴わないと訴訟もあるし、データを取らないなんてあり得ない。保護者がサインをしなければ契約が成立しない。だから、保護者は対等の立場で議論に参加するそうだ。ファシリテーターは誰ですか?と聞いたら、保護者だそうだ。


僕は日本に帰ってきたとき、専門職が専門職でもなんでもなくてショックだった。それで、会社を作った。なぜ、障害者に、こんな手厚い制度があるのか?それはアメリカの人々が歴史のなかで勝ち取ってきた権利と自由。(ADA)


データを取らないなんてあり得ない。

論文ベース。

保護者は対等の立場。


アセスメントとらない事業所。

何もできませんっていう学校。

私なんかがって言い訳する保護者。


先生はさらにVB-MAPPという発達検査?問診票を出してきた。

これだ。


英語から翻訳-言語行動マイルストーン評価および配置プログラムは、自閉症またはその他の発達障害を持つ子どもの言語、学習、社会的スキルを評価するための評価およびスキル追跡システムです。 VB-MAPPの強力な焦点は言語と社会的相互作用であり、これらは自閉症児の弱点の主な領域です。 ウィキペディア(英語)


日本語訳されていない。

マイルストーン。道しるべ。

発達の中でどこにいるかが大事。

いいコンセプトだなあ。


(。。。でも、結局は、専門用語がわからなすぎて使わなかったんですけどね。)


IEPをプロジェクトとして進めたらいいよ。


先生の話ビデオ撮って他の人に見せてもいいですか?


YouTubeにアップするとかでなければ大丈夫です。


やった。


アメリカだから優れているとは思っていない。ABAだからすごいとも思ってない。そんなないものを求めてもしょうがない。今から英語勉強してアメリカ行けば、この子がなんとかなるのか?

ならないよ。間に合いそうもない。

実効性があるからこの先生の指導を選んだんだよ。高っかいのにさ。。。身の丈以上の先生だ。


そりゃそうだよ。

アセスメント。記録。当たり前だ。

「なんとなく…。」そんなの許されない。

専門職!なんだから。言いたくないけどお金も発生してるんだ。


ABAの先生は公的な制度の中に属さないからこんな値段になってしまうだけで、放課後デイや児童発達支援でも同じくらいのお金を得ている。


タキが2年生になって、いろんな支援を受けて、比較の対象ができて、内心、上手いな、下手だなと批評するようになっていった。そんなの当然あるし。セラピスト毎に持ち味違う。


「セラピスト同士は足を引っ張りあわない」


ABAの先生がどのタイミングで言ったか覚えてない。すっとこの言葉が入ってきた。


目的は1つ、タキの発達を促すこと。できないことには目を向けず、できることから積み上げていこう。こっちも。


微細運動は訪問看護のOTさんに机上で。

粗大運動や動作模倣は放課後デイのOTさんに。空間があるから。

訪問看護のSTさんは語彙の拡大を。

日中一時支援のSTさんには、内言語や形容詞の使い方を中心に。

学校では、自立活動など身辺自立を。

家庭ではコンプライアンスを高めることや、タクトやマンドを引き出す関わりを。


先生のIEPでは、アカデミックスキルや粗大運動微細運動などは設定されていなかった。どちらかというと、タキはそこが先行している。はやくから放課後デイのOTさんにお世話になってきたからだと思う。言語面の発達だけは早期にとりかからないとどうにもならなくなるという考えなのだ。


他の事業所のみなさんに、あーだこうだといろいろ伝えて、データを取ってほしいということと他の事業所と同じ内容をする必要はないということと、課題そのものを立てることは各療法で自由にやってほしいと伝えた。


私は、それまでは私なんかが、、、って思ってきたけど、もう、そんな卑屈な態度はわかりにくいからやめることにした。もう、不満も抑えきれなくなっていたし。


批判じゃなくて提案型の話し方をすれば聞いてくれるんじゃないだろうか?

そう心に決めた。