GODZILLA VS. KONG
監督:アダム・ウィンガード
音楽:トム・ホルケンボルフ
出演:アレキサンダー・スカルスガルド、ミリー・ボビー・ブラウン、レベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、小栗旬、エイサ・ゴンサレス、ジュリアン・デニソン、ケイリー・ホトル、カイル・チャンドラー
2021年 アメリカ映画

 



※ やっと本編を鑑賞したので過去記事に追記します。




本日は、未見のレビューです。
「モンスター・バース」シリーズと呼ばれるゴジラ、コングものの第4弾。
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」に続く作品で、今度はキング・コングとゴジラが激突します。
ついでに、別の大物人気キャラも出てくるようです。
前作でも感じたのですが、怪獣のバトルシーンの迫力はものすごい。
今の子供たちは、おっさんたちが子供の頃、映画館で観たゴジラシリーズを観たらどう思うんでしょうか。
たぶん、バカにしてゲラゲラ笑うんだろうなあ(^-^;
おっさんは、懐かしさのあまり、今でも着ぐるみのゴジラは微笑ましく観れてしまうのですが・・・笑。
ストーリーは、人類がゴジラなどの怪獣の襲撃に悩まされる中、特務機関のモナークなどは、ゴジラに対抗するため、
髑髏島からコングを連れ出してゴジラと戦わせようとする・・・・・というようなお話だと理解していますが、どうなんでしょう。
そんなに出番は多くないようですが、日本から小栗旬が参加しています。
監督のアダム・ウィンガードは、「VHS」シリーズ以来注目しているのですが、
「ブレア・ウィッチ」以降、だんだん面白くなくなってきたのが気になります。
本作品では、どうなんでしょう。

この人の場合、このようなスペクタクルな大作よりもホラーの方が合っているような気がするのですが・・・・。

それと、レジェンダリー・ピクチャーズの作品って、ある時点からあんまり面白くなくなって来たように感じるのはおっさんだけでしょうか。

なんでかなあ〜・・・・。

 

 

 

音楽は、トム・ホルケンボルフこと、ジャンキーXL

今では、映画音楽家としてすっかり定着した感があります。

しかし、この手のスコアを手がけるようになるとは思ってもみませんでした。

おっさんとしては、ベア・マクレアリーに続投して欲しかったのですが・・・・。

肝心のゴジラのテーマは、有名な5拍子のモチーフは今回は使用せず、

冒頭の「ジャーン!ジャジャジャジャ、ジャーン!」のところだけ、メロを変えてリズムだけいただいて使ってる感じです。

もしかしたら本編では有名なモチーフも使われてるかもしれませんが、サントラには未収録。

コングのモチーフと思われるフレーズは大らかで優しさに溢れるメロディを持ったスコアと、

野生的な打楽器の音が使われています。

アマドラマー のおっさんとしては、もっと打楽器を全面に出してほしかったかな。

全体を通して、どちらかと言えば劇伴に始まって劇伴に終わるタイプのスコアで、

印象的なメロを持ったテーマ曲らしいものはありません。

激しい場面ではしっかり鳴ってるんだけど、あんまり「燃えない」タイプのスコアなのですが、

本編を観てから再度聴くと印象がガラリと変わるかもしれません。

サントラは、CDとダウンロード版の2種類が発売されています。

 

 

・・・と、ここまでが過去記事。

ようやくBlu-rayで鑑賞したのですが、さすがに怪獣同士のバトルシーンの迫力はすごい。前作を軽く凌駕しています。でも子供が活躍したり、E.T.みたいになったり、ちょっとファミリー向けを意識した作りになっているのは、これまでホラーやバイオレンスのアダム・ウィンガード監督作品を観てきたファンとしてはちょっとがっかり。

なお、ストーリーは特務機関がゴジラとコングを戦わせようとしたのではなく、ゴジラやコングの生息地ではないかといわれる地球の核にある未知の世界へコングに案内させようとして、そこへ宿敵ゴジラが襲い掛かってくる・・みたいなお話でした笑笑。

スコアの方は、和製ゴジラのモチーフは一切使われてませんでしたが、ハードなテクノ調のシーケンスパターンが全面に出たカッコいいハイプリッドスコアが特に印象に残りました。ラストの大団円では感動的なスコアで盛り上げていて、本編を合わせるとなかなかの力作だということに気づいた次第。