昨日の本(コミック)のことを思い出して、さらに子ども時代を思い出して、考えてしまうことがあります。
うち、実家はお金がたくさんある家ではありませんでした。
祖父母の家もそんなものですが、玉の輿に乗った叔母は裕福でした。
差が歴然としていましたし、従妹らと私たちの生活ぶりの違いも驚くほどでした。
生活が違うということは恥ずかしいことでしょうか?
親は学校で絶対必要なものは惜しみなく買ってくれましたが、私の楽しみには一切お金を払いません。
払う払わない以前に、子どもには子どもの楽しみ、友達づきあいがあると考えない、気持ちの余裕がない、そんなだったと思います。
経済格差が強く言われる今ですが、私が正社員時代は共働き、格差でいうなら上の立場と思われていました。
私は自分が悲しかった分、子どもの好きなものへの出費をあまり惜しみませんでした。もちろん、贅沢過ぎる、娯楽にもほどがある、などは都度話し合いなどをして、お金を渡さないこともかなりありました。
やらせたくてもお金がない家庭もいっぱいあります。それは恥ずかしいことなんですか?
私が正社員をやめて、主人の収入に頼ってから、いろんな意味で節約、お金を切り詰めていますが、それも恥ずかしいことなんですか?
うちの親の考え、当時の考えだと「恥ずかしいにきまっている」です。お金がないということは、別のところで散財でもしている、しょうもない人間ということ、だからだそうです。
でも、いろんな事情で収入そのものが乏しい、あるいは諸事情で大きな支出が決まって毎月ある人だって多くいます。
私の同僚で2年目で同僚間結婚し、妊娠してすぐにやめた女性います。その人がお金がないと言っても、収入を得られる状態にあったのを、自分の都合でやめたんだから、今お金ないなら別の仕事したらいいじゃないかってなります。
恥とかなんとかじゃなく、都合ですよね。
私も正社員をやめた後、こんなにもパートだと収入が少ないのか!と、ものすごくダメージと困惑でしたが、それを恥ずかしいとは思っていません。
お金がなくて恥ずかしいというのは、アルコール浸り、ギャンブル依存などで無駄に大金を使って、生活に困っているぐらいなものじゃないんでしょうか。
子どもや家族の病気などでお金が必要で、お金がないという人が恥ずかしいわけないですよね!