ドライブ?から帰りまして、その後もありまして。
2回に分けて、記事にします。
私が見ていて苦しくなった話。
最初はいつもの、娘のおねだり。覚悟はしていたので、欲しいと言い、まあいいかと思うものは買いました。
その後…思いがけないものを欲しいと言われました。
これです。
子ども頃、縁日によく行きました。りんご飴やたこ焼き、いか焼きなどは買ってたんです。わたあめは、私の従妹が子どものために自宅でできるのを買っていて、単価100円もしないのに縁日で千円で売られているのが納得できず。
従妹の子ども、うちの子のはとこですね。仲が良かったし、その子らも家で作れるし、自営なので単価というのがわかってるんです。
子どもには、おばちゃんのところで作ってもらえばいいじゃん、て、買わなかったんです。
でも、そんなに従妹の家に行くかというと、共働きだし、向こうは自営。行ったとしても、わたあめを作ってーとは言えなかったり?
子どもが私が買わないのをどう思っていたのか、まったく考えたことがありません。子どもが欲しいというものを、片っ端から買う親はいません。
わたあめなんて、必需品でもないし、当時、自宅で作るのは、そこそこのお値段だし、家にあっても月に一回?せいぜい数カ月に一回程度しか作らないもんじゃ?
だけど、娘はこれが欲しい!と言い、目を輝かせていました。胸が苦しくなりました。
母と子どもと縁日に行った時、先に書いたようにたこ焼きなどを買ってその場で食べていました。こういうのはその場で食べるから美味しいんで、家に持ち帰って食べるのは違うよーてな話題をしたんです。悪気なく。
母は、今日の私と同じような顔をしていました。私が子どもの時も縁日はあって、わたあめやりんご飴、アイスクリームなどがありました。
たまに買ってくれるのはアイスクリームだけ。他のは、家で作ったり、スーパーで買う方が安いから。
うちはお金持ちじゃないから、子どもの私も欲しくても言わずに我慢しました。
自分の子どもには、同じ思いをさせたくない。だからわたあめ以外は買ってその場で食べさせる。それを見ている母は、過去の母と私を思い出していたのだと思います。
娘がこれを欲しいと言う前に、お高い服をねだられて買っていました。でも、その時より表情が全然違うんです。
そんなに欲しかったというか、ずっと言えずにいたんだというのが、母親として、なんだか胸がしめつけられました。
これを買うや、早く作りたいから帰ろう!です。それも私には苦しい。
もうね。ほとんど言葉が出ず、晩御飯を食べて帰りたいという主人を急かして帰りました。
そして本当にすぐに作ったんですが。ザラメでも飴でも作れるとありますが、ザラメがないんで飴で作ると、写真のようになりません。そもそも膨らみません。
だけど娘は満足そうで。
私は涙が出そうで。
明日には無理してでもザラメを買いに行こうと思うんですが、ザラメを売っているところ?100円ショップにあるかも?絶対にあるのは製菓材料店ですが、田舎なんで専門店を探すのは一苦労。
本当に欲しいのはわたあめじゃない。だけど、わたあめでしか表せない。
私が母を傷つけたように、私も子どもから傷つけられる。それは、私が小さな子どもを傷つけたせい。
向こうでいろいろ気づいたことなどは、明日の記事にします。