~漱石と諭吉~ | 漁による今日も大漁祭じゃ~!

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※注意※性的表現や性的描写が含まれています。18歳未満の方や不快に思われる方は閲覧をご遠慮ください。






今ではすっかりラテン系な女性に魅了されてるオレも20代前半までは日本人女性が大好きだった。これはそんな時期に友人と風俗に行ったときの話だ…。



風俗ビルに着くなり 友人はイタリア系のヘルスに行き オレは日本人のお店へと向かった。


早朝だった為 パネル指名はなく女の子はお店のおまかせに。


少々待たされ奥のドアから出てきた女の子は




「平安時代かっ!!」



っと思わずツッコミそうになるほど 顔の作りが薄い女の子だった。



オレは必死に平安女のいい所を探してみたが 色白ぐらいしか思いつかない…。



平安女はオレの手をひき個室に入るなり



「プラス2000円で本番いいよ。」


っと言ってきたが 馬鹿馬鹿しいと思ったオレは



「ツレの奢りで来てるから 手持ちは1000円しかない。」


っととっさに嘘を言ってやった…。


すると平安女は



「お兄さん男前やから特別に1000円でいいよ。」


っと言ってきたので オレは財布から一枚諭吉を抜き出し彼女に手渡した。



諭吉を受け取った彼女は愕然とも唖然ともとれる表情を一瞬浮かべたが慣れた手つきで9枚の漱石をオレに返してきた…。



事の最中 時折平安女は悲しそうな表情を見せていた…。



「金の為とはいえ好きでもない男に抱かれるのは苦痛なのだろう」とも考えたが


ここは小洒落たBARじゃない。


BARで出会った行きずりの女なら悲しい顔の理由や不幸な生い立ちも聞いてやるだろうが ここは風俗だと自分に言い聞かせ 事が終わるとそそくさと部屋を出ようとしたオレの背中越しに平安女が



「今日はありがとう。」



っと言ってきた…。



平安女の心は諭吉と漱石のあいだで揺れ動き 一枚の漱石の瞳の中に自分の存在感価値を見てしまったのかもしれない…。


ありがとうっと言った平安女の顔が今も脳裏に焼き付いて離れない…。