期間限定!メロキュン・リターンズ☆蓮誕&VDお祭り会場で開催中の
メロキュンプレゼンツ!!
お題《ハッピー♡プレゼント!!》
に、魔人めも参戦。
続き募集のコラボリク罠のひとつをリク罠リストから削除して、
書いていくことにしました!
(蓮誕あ~んど、VDあ~んど、魔人ブログ開設2ヶ月で作った古いモノ)
まずは、既にアップ済みのプロローグと第1話を先に再アップです。
参加者の先頭に立って、非常口に向かって猛ダッシュしまーす!!←
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
消えないモノ プロローグ / 1
消えないモノー2ー
本日最後の仕事を終え、楽屋に戻った私を出迎えたのは、メールが届いたことを知らせる携帯の着信音だった。
残念ながら、事務所からではない。
そして、これまた非常に残念なことにモー子さんからのものでもない。
あの先輩からのメールが入ったのだと、キョーコの携帯から鳴り響く彼用に指定したその着信音が伝えている。
───きっと、誕生日プレゼントの件……よね?
直接渡す勇気が出なくて、俳優セクションの松島主任に託した、熨斗付きのギフト。
昨日の夜に預けたそれを今日受け取ったのだとしたら、きっとあの律儀な先輩は御礼を言おうとするだろう……メールで十分なのに、電話を使って。
───これが、ただの御礼のメールなら……躊躇することなく読めるのに。
でも、あの先輩はそんなことはしない。
ついでに渡したバレンタインのチョコも、結果的に俳優セクションの方々に食べてもらうことになっているとは思うが、礼は忘れないであろう人なのだ。
例え相手が私の様な後輩如きであっても。
だから、きっとこのメールには、御礼の電話がしたいとかなんかか書いてあるに違いないのだ。
電話なんていらないのに。
───ああ、もう!今すぐ、2/11にならないかしら!!
つい、そう考えてしまう。
11日になったらなったで、今度は「彼女が出来た」とか「婚約した」とかの御目出度い報告をされるのが嫌で読めないだろうとは思うのに。
でも、それでも。
とりあえず今目の前に迫っているピンチを躱すことが出来るのならば、それでもいいと思ってしまうのだ。
───こんな駄目な後輩のことなんて、気にしないでいいのに。
溜め息をつきながらも、渋々受信記録を確認してみれば、入っていたのは2通のメール。
先程撮り終えたばかりのバラエティ番組では、休憩時間にも楽屋に戻ることなく現場にいたから気付かなかったが、1通目は随分前に入ったものであった。
その内容は、予想通り御礼が言いたいので都合の良い時間に電話がほしいというもの。
そして、届いたばかりのもう1通には……
キョーコにとって、最悪のメッセージが記されていた。
───何コレ……嘘っ!
3に続く
一部の皆さんの予想通り、全4話の線が消えました…。
・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
お気に召しましたら、ポチッとお願いします。
出来ましたらコメントも是非!
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
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残念ながら、事務所からではない。
そして、これまた非常に残念なことにモー子さんからのものでもない。
あの先輩からのメールが入ったのだと、キョーコの携帯から鳴り響く彼用に指定したその着信音が伝えている。
───きっと、誕生日プレゼントの件……よね?
直接渡す勇気が出なくて、俳優セクションの松島主任に託した、熨斗付きのギフト。
昨日の夜に預けたそれを今日受け取ったのだとしたら、きっとあの律儀な先輩は御礼を言おうとするだろう……メールで十分なのに、電話を使って。
───これが、ただの御礼のメールなら……躊躇することなく読めるのに。
でも、あの先輩はそんなことはしない。
ついでに渡したバレンタインのチョコも、結果的に俳優セクションの方々に食べてもらうことになっているとは思うが、礼は忘れないであろう人なのだ。
例え相手が私の様な後輩如きであっても。
だから、きっとこのメールには、御礼の電話がしたいとかなんかか書いてあるに違いないのだ。
電話なんていらないのに。
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つい、そう考えてしまう。
11日になったらなったで、今度は「彼女が出来た」とか「婚約した」とかの御目出度い報告をされるのが嫌で読めないだろうとは思うのに。
でも、それでも。
とりあえず今目の前に迫っているピンチを躱すことが出来るのならば、それでもいいと思ってしまうのだ。
───こんな駄目な後輩のことなんて、気にしないでいいのに。
溜め息をつきながらも、渋々受信記録を確認してみれば、入っていたのは2通のメール。
先程撮り終えたばかりのバラエティ番組では、休憩時間にも楽屋に戻ることなく現場にいたから気付かなかったが、1通目は随分前に入ったものであった。
その内容は、予想通り御礼が言いたいので都合の良い時間に電話がほしいというもの。
そして、届いたばかりのもう1通には……
キョーコにとって、最悪のメッセージが記されていた。
───何コレ……嘘っ!
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