期間限定!メロキュン・リターンズ☆蓮誕&VDお祭り会場で開催中の

メロキュンプレゼンツ!! 
お題《ハッピー♡プレゼント!!》


に、魔人めも参戦。

続き募集のコラボリク罠のひとつをリク罠リストから削除して、

書いていくことにしました!

(蓮誕あ~んど、VDあ~んど、魔人ブログ開設2ヶ月で作った古いモノ)

まずは、既にアップ済みのプロローグと第1話を先に再アップです。

参加者の先頭に立って、非常口に向かって猛ダッシュしまーす!!←


゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

消えないモノ プロローグ

どうしよう。

もうすぐ、敦賀さんの誕生日になってしまう。

なのにっ!

プレゼントは決まらないし……

敦賀さんからは電話が入っちゃうし……

「2月10日の夜だけど、食事を頼んでもいいかな?」

何ていう理解不能なお願いもされちゃうし……っ!!

もぉ!!

どうして?

何故?

確かに私はこれまで、敦賀さん(や、社さん)のご依頼により、敦賀さんのお食事のお世話をさせていただいてきましたよ!?

でもっ!

2/10に依頼するのは、おかしくないですか?

おかしいですよね!?

ああ、もう!!

どうしたらいいの?



───私はともかく、他の人にとっては誕生日は特別な日で。

今の敦賀さんは、きっとその特別な日を特別な人と迎えたいんじゃないかと思うのだ。


私の予想では、敦賀さんは近々想い人に告白する気なんだと思う。

こないだ坊の姿で会ったときにも、告白のシチュエーションがどうとか、指輪は用意すべきかとか、聞いてきていたし。


いや、ただの告白ではないのかも?

指輪なんて、告白するだけなら、いらないわよね?

じゃあ、じゃあ。

もしかして……プロポーズ?


告白&交際をすっ飛ばすおつもりなのかしら。

流石は敦賀さん。

狙った獲物は逃がさないハンターなのですね。

ヘタレだなんて思ってしまってごめんなさい。って!!

いやだ、思考がそれちゃった!

今、私が考えないといけないことは、誕生日プレゼントをどうするかと言う問題と!!

どうして、2/10に招集がかかったか!よ!!


もうすぐ恋人が、いや、婚約者が、いや、奥さんが出来ちゃう男性に、贈ってもいいものって何?

手作りのモノも、身につけるモノもNGでしょ?

じゃあ、何?


……あっ!!!

アレじゃない?

社会人の常識ってやつ!

なら…昨日楽屋で聞いたアレなんてどうかしら。


敦賀さんの愛しい女性に嫌な思いをさせることなく!!

敦賀さんの身体の為にもなる!

消え物!!!

うん、完璧だわ!!

稀少な材料を使った健康食品だとしても(高級酒の様な)凄い値段だったから、注文する気なんてまったくなかったけど。

商品名を覚えててよかった!

限定品らしいし、今から注文しておかないとね!!

ポチポチポチ

……ふぅ……

よし!!(←ネットで買い物キョーコさん)

とりあえずプレゼントは決定ね!

ナイスチョイスよ、キョーコ!


あとは当日の食事問題?


もしかして、ホテルでプロポーズなんてして、週刊誌にスクープされちゃ不味いお相手なのかしら。

だから、私に食事を?


もう~、敦賀さんったら!!

いくら対象外でも、プロの料理人でない女を家に上げて料理させるなんて、お相手に失礼ですよ?

私のせいで、大切な記念となる日に嫌な気分を味合わせるなんて……

していいわけがないじゃないですか!!

ああ、もうっ!

2/10のご依頼は絶対にお断りしないと!!



脳内キョーコ会議の結果、私の中で、敦賀さんが自分の誕生日に家でプロポーズ大作戦を決行することが決定事項となった。

そうなった以上、只の後輩に出来る応援は「邪魔をしない」ことぐらいである。

そう結論づけた私は、2/10の夜の要請を断り、プレゼントを俳優セクションの松島主任に預けることを決めた。

プレゼントは勿論「消え物」だ。

社会人として、キッチリと!!

結婚のお祝いではないので、只のお誕生日プレゼントとして、過剰にならない品を。

熨斗付きで贈るのだ!!

ああ、私ってば大人になったのねぇ。

熨斗付きのギフトを贈るだなんて、なんて社会人っぽいのかしら。


「よし!決めないといけないことも決まったし!もう寝よう!女優なんだから、美容の為に早く寝なくちゃなのよっ!うん!明日も早いんだし!」

予想外に早く帰宅することになったこの日。

懸案事項を奇麗に片付け終えることに成功した私は、スッキリと爽やかなキモチで眠りにつくことにした。

普段ならまだ仕事中である。20時という時間に。


───明日からは、ちゃんと大人になるんだから。

───立派な大人になって。

───演技力も磨いて。

───敦賀さんに女優として認めてもらおう。

───とりあえずは、次にお会いした時に、婚約おめでとうございます、とか。

───御結婚……おめでとうございますって笑顔で言えるようにならなきゃね!

───結婚祝いも考えないと……

そんなことを思いながら、何故か滲む視界に無理矢理お別れし、私は眠りについたのだった。


1話に続く 

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