お答えできません。 | 嫌われ者、世にはばかる

嫌われ者、世にはばかる

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先日、近鉄・東花園駅の若い駅員が電車の遅れについて数多くの客から状況の説明を執拗に迫られたあげく、パニック状態に陷ってしまい「死にたい」などと叫び、奇行してしまった事件があった。

駅員を弁護するってわけではないが、もしあなたがその駅員の立場だったらどうだろう?

わかっている情報は限られている、多様な質問への受け答え、そしてわかりもしない状況説明……

正常な精神状態でいるほうが難しいと思わないか?

実は類似したことはしょっちゅう起きているんだ。

登山者の遭難事件で「いつ、どこで、どのような状況だった」という一報が報道されたとしても遭難したとされる人の家族や親戚・友人はその後どうなっているのかをやたらと知りたがる。

至極当然のことだが、その次なる状況の変化や進展が確証のないものであるならば、捜索している側としては「状況報告」として伝えるわけにいかない。

にも関わらずいっこうに捜索活動が進んでいないことを非難するなんて私からしたら言語道断だと思う。

私らの業界にも嫌ってほどある。
当拠点の顧客の車が遠隔地で事故にあった。
その車が被害者であるか加害者であるかわからない、自損事故かもしれない、被害の状況は?乗務員や積み荷はどうなっているか?……など

当該顧客の社長や管理者はできる限りの情報をいち早く手に入れたいのはよくわかる。

しかし、事故発生から一時間も経っていないのに遠隔地で起きているのにも関わらず事故の状況を直接見ることのできない当拠点に状況報告の電話を何度もかけてきたところでどうにもならない。

事故発生の場所でも当社の現地拠点から駆けつけた者から正確な状況報告を受けるまでには相当な時間がかかり、一応の処置に至るまで4~5時間かかるなんてことは当たり前なのだ。

自動車事故といえばまず、警察・消防だろうし、突然の故障とかだったら本来JAFあたりの出番なんだろうが、冷静な判断ができていないと解決するのに遠回りになってしまうのを知ってか知らずか車を買ったところや車検や修理に出しているところに連絡してしまいがちだ。

とにかく、日本人てなんでも他人のせいにしたがるんだよね。その電車利用してるのアンタでしょ、被害に遇うかもしれないのに登山するのも海外行くのもアンタでしょ、事故に遇うかもしれないのに車買うのも運転するのもアンタでしょ、洗濯機だって冷蔵庫だって自分で作れないんだから買って使わせてもらっているのもアンタじゃないの?

それに不具合だの、遅れだの、事件・事故はあってはいけないものなんですが、残念なことにつきものなんですよ。

だから、「これどうなっているんだ」「今、どういう状況なんだ」と言われたところで

「すぐにはお答えできません」
としかお答えすることができないんです。