友人AT氏から借りて読みました。



はじめての村上龍。


「希望の国のエクソダス (文春文庫)/村上 龍」









希望の国のエクソダス (文春文庫)/村上 龍

¥700
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2000年に出版された内容で、



ストーリーは、近未来の2008年の日本の話なんだけど、



日本に経済危機が起こって、固定観念にとらわれないネットを駆使する賢い中学生たちが、



新しい社会をつくっていっちゃうというやけに前衛的な内容。



でもやたらとリアル。




中学生代表の言葉。


「この国にはなんでもある。本当にいろいろなものがあります。



だが、希望だけがない。」






名セリフです。




ぐっときました。




10年前の作品とは思えないほど、内容は今の日本の空気感をうまく表現しています。



村上氏おそるべし。