前回の投稿が2012年12月なので、まあ、1年ぶりくらいにブログ投稿です。
未だに週に2回は岩手県の沿岸被災地に足を運び、
市町村関係者と東京をつなぐ橋渡しのような、
復興予算の使い方のアドバイザーのような仕事を続けています。
発災からもうすこしで3年。
被災地の復興ははっきりいってまだまだです。

でも、今年は、大型造成工事がどんどん着工し、災害公営住宅の完成もちらほらみられ、そのぶんだけ仮設住宅からでることができた被災者の方々も少なからずいます。すばらしい。
水産業についていえば、漁船も岩手では毎月100隻程度が納入され続けており、大変順調な復旧ですし、定置網も復旧、魚市場も再開、養殖施設も復旧と順調そのものです。
一方で、製造業や水産加工業の復旧は、グループ補助金を受けたところと、そうでないところでは、雲泥の差がでております。
とくに、大槌町では、水産加工企業が釜石市に流出して再建するなど、小さな町での中核企業の流出は、数少ない雇用の場を失うという、おおきな痛手になっていると感じます。
行政は、民間企業への支援について、個人補助による個人資産の形成となりえることから、なかなか大胆な施策が打ち出せません。
民間のことは、民間におまかせするしかないんでしょうね。
お金をかけずに手間をかける企業マッチング支援での復興ができたら、八方まるくおさまって一番いいんでしょうけど。
去年、まいた種がどんどんと芽をだしてきていることを感じます。
復興予算制度もあらかた出尽くし、周知と勉強がなされ、軌道に乗ってきている気がします。
来年は建設工事、土木工事のピークとなるでしょう。
資材不足、人員不足が不安視され、それらの高騰が起きています。
ものの値段は、震災復興だからといって、安く維持することはできません。需要があれば値段はあがるのが市場の原理です。
用地取得が困難である、工事に入るための承諾取得が大変である、との話がたくさんなされています。
どちらも、財産権に関わる事ですので、ハードルは極めて高いです。
収用対象事業であっても、簡単には収用なんてできませんし。
東日本からの復興は、まさに国家プロジェクトです。
しかし、その財源は増税によってまかなわれており、国民の負担増のもとになりたつプロジェクトでもあります。
復興予算の無駄使い、流用、給付金の不正受給などはあってはならないことです。
発災から3年の節目がちかづき、被災者、被災自治体も異常な高揚感や国への期待感がなくなり、冷静になれる時期になってきたと思います。
これからは、どんどん冷静になり、冷ややかにすらなってゆくかもしれません。
あ。いま、地震がありました。震度3くらいでしょうか。
被災地は復興はまだまだですが、悲壮感はかなり少なくなったと思います。
未だに週に2回は岩手県の沿岸被災地に足を運び、
市町村関係者と東京をつなぐ橋渡しのような、
復興予算の使い方のアドバイザーのような仕事を続けています。
発災からもうすこしで3年。
被災地の復興ははっきりいってまだまだです。

でも、今年は、大型造成工事がどんどん着工し、災害公営住宅の完成もちらほらみられ、そのぶんだけ仮設住宅からでることができた被災者の方々も少なからずいます。すばらしい。
水産業についていえば、漁船も岩手では毎月100隻程度が納入され続けており、大変順調な復旧ですし、定置網も復旧、魚市場も再開、養殖施設も復旧と順調そのものです。
一方で、製造業や水産加工業の復旧は、グループ補助金を受けたところと、そうでないところでは、雲泥の差がでております。
とくに、大槌町では、水産加工企業が釜石市に流出して再建するなど、小さな町での中核企業の流出は、数少ない雇用の場を失うという、おおきな痛手になっていると感じます。
行政は、民間企業への支援について、個人補助による個人資産の形成となりえることから、なかなか大胆な施策が打ち出せません。
民間のことは、民間におまかせするしかないんでしょうね。
お金をかけずに手間をかける企業マッチング支援での復興ができたら、八方まるくおさまって一番いいんでしょうけど。
去年、まいた種がどんどんと芽をだしてきていることを感じます。
復興予算制度もあらかた出尽くし、周知と勉強がなされ、軌道に乗ってきている気がします。
来年は建設工事、土木工事のピークとなるでしょう。
資材不足、人員不足が不安視され、それらの高騰が起きています。
ものの値段は、震災復興だからといって、安く維持することはできません。需要があれば値段はあがるのが市場の原理です。
用地取得が困難である、工事に入るための承諾取得が大変である、との話がたくさんなされています。
どちらも、財産権に関わる事ですので、ハードルは極めて高いです。
収用対象事業であっても、簡単には収用なんてできませんし。
東日本からの復興は、まさに国家プロジェクトです。
しかし、その財源は増税によってまかなわれており、国民の負担増のもとになりたつプロジェクトでもあります。
復興予算の無駄使い、流用、給付金の不正受給などはあってはならないことです。
発災から3年の節目がちかづき、被災者、被災自治体も異常な高揚感や国への期待感がなくなり、冷静になれる時期になってきたと思います。
これからは、どんどん冷静になり、冷ややかにすらなってゆくかもしれません。
あ。いま、地震がありました。震度3くらいでしょうか。
被災地は復興はまだまだですが、悲壮感はかなり少なくなったと思います。