大宮B L妄想物語。
*閲覧注意*












O.side














トレードショー2日目




あいにくの雨となってしまったが
今日も朝から我が社のブースには沢山の人が
興味を示してくれていた。






「うちの部署のホープはすごいな。
・・・・今日は二宮の前に人集りだ。」



「部長…」



部長が俺の隣に来てボソッと呟いた。



「昨日は大野が人気ものだったしな。」



「そうでしたか?」



「ああ、ただ、大野には女性の列がなしていたけど、、二宮は……男の率が高いな。」



「ですね……」



ほら、だから言わんこっちゃない。


カズを愛した翌日は
色気が駄々漏れになるから
こういうことになるんだ。





「それに、今日は二宮、ご機嫌のようだ」



「今日は?ですか?…」



「ああ、昨日はずっと口を尖らせて
しゅんとしていたぞ。多分あれだろ、
大野の回りに女性が集っていたからたろうな。」




「・・・・」





なるほど、、



それでか。。




昨日のカズは少し違った。


カズに煽られて
俺の葛藤なんてすぐに崩れて

カズをベッドに押し倒した。


唇を重ねると、
カズから舌を絡めてきた。

吸って、舐めて、息が出来ないほどの
キスを欲しがっていた。



積極的なことが嬉しくて、
唇を離し見下ろし


「カズだって、、俺が欲しいんだろ?」


と言ったら


「・・・・」


目を潤ませしばらく黙ってしまった。


「ん?」


頬を撫で、、
問いただすと。



「・・・欲しい…智さんの愛が欲しい…」



と、真っ直ぐな答えが返ってきたんだ。

俺は素直なカズの告白に愛しさが湧き出て
欲望のまま押し倒した。




履いているものを一気に脱がし
下半身を露わにさせ
少し反応しているカズの先端部分を
口に咥えた。。




「あ…っ、んっ」



ビクンっと腰を跳ね遠慮気味に喘いだ。





ベッドに置いてあるクッションを
カズに抱えさせた。


「これで、声、抑えてろよ。」



本当は可愛い喘ぎ声を沢山聞きたいところだが
やむを得ない



先端の丸みに舌を這わせ、
まだ固くなっていない幹を指で擦った。

舌を使って裏筋を刺激し
弾けそうなほど膨らんでいる先の部分を
ちゅうと吸い取れば
ぴくんと体が震えていた。


その後も愛撫を繰り返す

こもった喘ぎ声を漏らしながら
俺の頭を押してきた。


もうすぐイきそうなんだろう。


俺は内腿を撫でながら



「大丈夫。そのままいっていいよ。」

 

「えっ、でも、、っ」



「カズ…愛してるよ。」



体にぐっと力がこもり、呻いた直後
口の中にカズの欲が放された。

俺はそれを躊躇なく飲みこんだ。



驚いたカズだったが、
その後、「交代ね」
といいカズが俺に跨がろうしていた。

流石にそれは…場所が場所だけに
気が引けて

「俺はいい」


「何で?僕がしたらダメ?」



「ダメなことはないけど、、今日は、、」



「・・・」



「今度な」



「今度ならいいの?」


「ああ」


と、
いつもに増して積極的だったのは、

ヤキモチから来るものだったのかも知れない。



そこで一旦お互い冷静になり
昨夜はそこで終わった。

まぁ帰ったらいくらでも抱くことが出来る。





と、部長が隣にいるのも忘れて
色々と思いだしていた。


















人が捌けたタイミングで
カズがキョロキョロしだした。

俺と目が合うとニコッと笑い小走りで
こちらに向かってきた。



隣にいる部長もその笑顔を見たのでだろう。。

一つ息を吐き…


「二宮の笑顔を守ってくれよな」



「・・・はい、それはもちろん。」



カズが来る前に部長は俺の元から去っていった。

相変わらずカズファーストだ。




「見て!すごい人達から名刺貰った♪」


俺の元にきたカズが
可愛い手の上に乗っている名刺を見せてきた。


「すごいな」



「新規獲得出来るといいなぁ」



「だな」





カズがご機嫌ならそれていい。


さっきまでの俺の嫉妬心などは
どこかに行ってしまった。