大宮B L妄想物語。
*閲覧注意*







N.side











朝食を作ってくれている智さんを
僕はソファーに座り眺めていた。



セットされていない髪でTシャツという
ラフな格好の智さん。


ピシッとキメたスーツ姿もカッコいいけど
僕だけが知っている完全にオフな姿も素敵だ。



心も身体も繋がることが出来た今
気持ちがふわふわしていた。



だからか油断して
智さんよりも先に起きれなかった。

絶対、何も手入れされていない僕の顔
見られたよね。


目が覚めるまえ
オデコにキスをされたような気がしたし、

寝顔は見たってはっきり言われたし、

少し動揺したけど、
いつもと変わらず、
僕を見ては"可愛い"と言う智さんの様子をみると
とりあえず幻滅されずに済んだかも。









智さんが僕の前に朝食を置いてくれた。


パンの上にハムとケチャップ
とろけるチーズがのっかったトースト。

智さんの得意料理だ。



「また、これだけど。」



「ありがとう♪僕は好きだよ。これ♪」



「俺の得意料理がカズの口に合って良かったよ。」



「ふふ、いただきます♪」



「どうぞ。」











「そういえば、カズは今週
コインランドリー行った?」



「いってない」



「じゃああとで行く?」



正直…体が重くて
洗濯は明日でもいいかなって思っていた。



「・・・智さんは洗濯いっぱいなの?」


「いっぱいっていうか…
シーツを出さなきゃいけない」



「シーツ?」



「シーツ。」



シーツ。。

って
昨夜の情事の時に汚れてしまった
シーツのことか///。。



「あ////それは…ごめんなさい」



「何でカズが謝るの?」



「だって汚したの僕だし///」



「ふふ、そうさせたのは俺だけど、ね。」



「////」



色々思い出してしまい、

顔が火照る





「・・・洗濯機を買おうかな。」



「え、」



「もともとこの部屋には
ちゃんと置く場所あるんだよね。」



「確かに、智さん家って間取り広いよね。
浴室も広かったし」



「ふふ、二人でも余裕の広さだったでしょ?」 



「////」



やっぱり色々思いだしてしまう///


「湯船も二人でも余裕で入れると思うよ?
今度一緒に入ろうか?」



「////」



僕は俯きながら小さく頷いた。


ちょっと大胆だったかな…

ちらっと智さんを見たら固まっていた。



「カズ。」



「何?」



「今日も泊まって行くだろ?」



「///いいの?」



「もちろん!」



「ふふ」



「食べたら、
とりあえずコインランドリー行ってくるな。」



「僕も行く。」



「じゃあ、車で別のところに行こうか。」



「わざわざ車じゃなくても」



「体つらいんだろ?」



「少し///」



「そうしよう、で、その後電気屋にも行こう。」



「もう買うの?」



「買う。来週末には届いて欲しいし」



「うん///」




やった♪


ちょっとしたデートだ。




「なんか嬉しそうだな」



「あ///ぇっと…デートだなって思って///」



「デートか…確かにそうだな。」



「///」



「今度、カズが万全な体調の時
ちゃんとしたデートに行こうか。」



「本当?嬉しい♪」