大宮BL妄想物語。
*閲覧注意*










N.side










怪我をしてから5日がたった。
もう痛みもなくテーピングで固定してだが
普通に歩けるくらいまで回復した。



一昨日から電車通勤に戻り
変わらず大野さんと一緒に出勤し
一緒に帰って来ている。




大野さんと想いを確認し合ってから

"好き"が日に日に更新されていっている。






オフィスでデスクに向かってる真面目な横顔も

カッコよくて…


コーヒーを飲みがながら少し思案げな

うつむいた顔も素敵で… 



仕事中にプライベートで僕にみせてくれる

ふっと柔らかな微笑みを返されると困ってしまう。






ただ、いつも温和な大野さんが

部長のことになると別人格になる。






この間、

大野さんと一緒に退勤し

エレベーターに乗ったら

部長と遭遇し小さな箱の中3人きりとなった。



僕が気まずく思っていると、

部長が話しかけてきた。




「なんか最近2人よく一緒にいるな」




「はい、今、二宮くんが怪我をしているので

フォローをしています。」




「そうか。。」





「・・・・一緒に帰っているのか?」




「はい、二宮くんの自宅が

僕の家と目と鼻の先の距離なので…」




「そうか。。」




部長にマウントをとっている大野さんに

僕はドキドキしっぱなしだった。



でも…その独占欲がちょっと、、いや

かなり嬉しかったりした。









今日は金曜日でコインランドリーに行く日。



もう怪我もだいぶいいのに

大野さんはわざわざ迎いに来て

僕の洗濯物を持ち

一緒にコインランドリーに向かった。




洗濯機に衣類を放り込みスイッチを入れ

向かったのはいつものラーメン屋さん。



食べ終わり、洗い終わった衣類を持ち

一度僕の部屋に寄り、大野さん家に向かった。



手にはお泊りする為の荷物を持って・・・






「すごい荷物だな。」




「なんか、必要な物を入れてたら

こんな量になっちゃって///」




「じゃあ、いつでも泊まれるように

ニノの物を置くスペースを作ろっか」




「///いいの?」




「もちろん。」




「じゃあ、今度僕の家にも大野さんがいつでも泊まれるように少し荷物運びません?」




「ふふ、俺は身一つでいつでも泊まるよ?」




と、耳元で囁かれた。




「/////」




「ふふ」





そんな些細な言葉でドキドキする。








大野さん家に入って

2人でキッチンに立ち

今日のお酒のおつまみを用意する。





「やっぱりここのキッチンはいいなぁ」




「ふふ、

いつでもご飯を作りに来てくれてもいいけど?」




「本当に?いつでもいいの?」




「ああ。必要な調理器具明日買いに行こうか」




「うん、でも結構揃ってると思うよ。

大野さんも料理するんでしょ?」




「俺のは料理と言うほどのものじゃないけどね」




「えー今度大野さんの得意料理食べてみたいなぁ」



僕は大野さんにそっともたれかかった。



「ふふ、しょうがないなぁ。」




といい

腕を回して抱きしめて…キスを交わした。





大野さんはキスが好きみたいで

2人っきりになると必ずしてくる。

つまり、、あの日から毎日だ。