大宮BL妄想物語。
*閲覧注意*











O.side













翌朝、ニノに"おはよう"のラインを入れた。
すぐに返信が来て、
タクシーで出社すると言うニノに
俺は先手を打った。


『タクシーの予約をとるから一緒に出社しよう』


と、メッセージを送った。



あの部長のことだ。
ニノを迎いに行きかねない。


これで、部長に誘われてもニノは断るだろう。




朝食のコーヒーで脳が覚醒される。

昨夜は気持ちが昂ってなかなか眠れなかった。


ニノからの告白は
想像を遥かに超える破壊力があった。


ちょっとやり過ぎてしまったキスのあとの顔、
耳から首筋まで真っ赤に染めたニノの目は
霞がかったように焦点があってなく
とてつもない色気を放つ表情をしていた。


あそこで我慢出来た自分を褒めてあげたい。








ニノの家に迎えに行く
インターフォンを押して出てきたニノは
いつものスーツを着たカッコいいニノなんだけど



「おはよう、ニノ」



「大野さん///おはようございます///」



お互いの想いを伝えあったからか…

挨拶一つでも、甘く感じた。





タクシーに乗り出発してそうそう
ニノから聞いた話しに驚いた。




「・・・朝、あの後、部長から連絡あって…」



「うん、何って?」



「迎えに来てくれるって言ってくれたんてすけど
タクシーの予約を取ってしまったのでって
断りました。」



「そっか。」



俺は心の中でガッツポーズをとった。
作戦成功だ。



「・・・大野さん」



「ん?」



「あの……僕、、
部長のことどうしたらいいですかね。」



「まぁ…今まで通りでいいんじゃない?」


とは言ったが
あまり接触しないように俺が頑張るつもりだが。



「今まで通り・・・」



「なんかあるの?」



「実は、、たまに2人でお食事することもあって」



「え、」



まさか、そこまでの仲だとは、、

部長、、めちゃくちゃ本気のお気にじゃないか。



「やっぱり2人で食事って
大野さんはいい気分じゃないですよね。」

 

「んー、まぁー、そうだな。
でも…難しい問題だね。言っても上司だしな。」




「・・・・はぃ」



「一つ聞いてもいいか?」



「はい」



ニノに顔を寄せて、、
耳元で囁いた。。




「スキンシップはあるのか?」


 

「あ、、え!!?///」




「・・・・」



何だよ、その反応。



「いい、やっぱ聞かないどく」




「ただ少し、肩とか、頭とか触れるくらいですよ!
僕からは触れないし!」




「・・・・アウトだな。」



「////」




「アウトだね。。」


そんなのいくら上司でも、2人っきりはなしだ。



「///大野さん…」



「今度誘われたら、報告して、」



「はい。」



「で、俺もいく」



「え///」



「な、」



「はい///」




このいたたまれない気持ちをなんとかしたくて


運転手には見えないように
ニノの手を握った。


ニノの温もりを感じて
少し落ち着くことが出来た。













会社があるビルが見えてきたころ
ニノの今日の予定を聞いた。




「ニノ、今日の予定は?」



「商談があったんですけどオンラインにしてもらったので1日中オフィスにいます。」



「それは良かったな。」



「はい」



「俺は今日は午後から商談回りがあるけど、
直帰しないで、1度、社に戻るな。」



「はい」



「一緒に帰ろう。」




「はい///」



























今週は不定期投稿になりますが
よろしくお願いします♪