大宮BL妄想物語。
*閲覧注意*







N.side






夢の中で聞き慣れたアラーム音が
鳴っている…





どんどん大きくなる音…



これは、、



現実のアラーム音だと気付き飛び起きた。



サイドテーブルに置いてあるスマホの
アラーム音を消した。



隣には大野さんが小さくなって寝ている。


本当に寝相はいいようだ。



僕はあのまま…

布団を被ったまま眠ってしまったようだ。、



あんなことがあったのに、、


ぐっすり眠れた。



本当は聞きたいことがいっぱいあった。


どうして、、


あんなことをしたのか…


お礼なら、誰にもするのか…



「もぉ今日、、
どんな顔して一緒にいたらいいのよ。」



大野さんの背中に一言吐き捨てから
起きた。





洗面所に立ち、
鏡の中の自分の顔を見る…


寝起きの自分の顔が余り好きじゃない…

浮腫んでるし、、

髭が濃くなってるし、、


こんな顔…

大野さんが見たら、、


何で、こんなヤツにキスしたんだろう…

ってきっと後悔する。


僕は急いて、
ぬるま湯で顔を洗い…

その後熱いお湯で濡らしたタオルを顔に当てた。

アメニティの洗顔フォームをつけカミソリで
髭を剃った。



「ふぅ…さっぱりしたぁ」



洗面所を出ると、、


大野さんがベッドの上で胡座をかいていた。



「おはよう」



「お、///おはようござます」



「早いね。」 



「アラームでさっき起きたところです。」



「アラーム鳴ったんだ、気付かなかった。」



「もう、結構ギリギリですよ」



「ん。顔洗ってくるわ」



と、大野さんはヒョイとベッドから飛び降りた。



僕とすれ違いざま
後ろ髪が跳ねていたようでさらっと直された。



大野さんが洗面所にいる間に着替え、
いつでも出れるように準備をした。



戻ってくれば、

「ニノは準備が早いね。」

と言いながら大野さんも着替えだしたから

僕は大野さんに背を向けた。





チェックアウトをし
そのまま空港に向かった。

搭乗手続きを済ませ
出発ロビーにあるカフェに入り朝食を食べる。



「寝れたか?」


「あ、はい///大野さんは?」


「寝れた。俺、寝相良かったでしょ?」


「多分」


「ふふ、やっぱり多分か」


「ふふ、」







「・・・ニノ。。」



コーヒーカップを持ち
視線を下に向け改まった口調で名前を呼ばれた。




「はい///」



その仕草と声のトーンにドキッとする。



「今度の金曜日。ちゃんと話ししたい」



「////」



「いつものように
コインランドリーで待ってるから」



「はい」



「ん」




帰りの飛行機の座席はバラバラだ。

到着したら一度帰宅し着替えてすぐに出社。

2人でいられるのももうすぐで終わる。


なんだか…


寂しい。。


ずっとこうやって一緒に過ごしていたい……



「大野さん?」



「ん?」


今度はちゃんと視線が合う。



「たんこぶ。大丈夫ですか?」



「忘れてた。・・・どう?腫れてる?」



「////」


と頭をつきだしてきた。


セットされていないふわふわの頭を撫でた。



「大丈夫そうです」



「・・・ニノのおかげだな。」



「////」



その言葉で、
キスされたことをまた思いだした。








空港に着いてからもなんだかんだ
大野さんと一緒行動していた。
お互いの自宅に戻った後
待ち合わせをして一緒に昼食をとり、
一緒に出社した。




出社してそうそう向かったのは
部長のデスク、
大野さんと2人で昨日のことを報告しにいった。



その時に懐かしい名前を耳にすることになる。




「そうだ。櫻井が日本に戻ってきたよ」


「ホントですか?」
「本当ですか?」


「ハモって、、仲いいな。」



「///」
「・・・・」



「二宮達が午後出社なの伝えてあるから
そろそろ顔だしにくるんじゃないかな。」















次の投稿は月曜日になります♪
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