大宮 B L妄想物語
*閲覧注意*











「女にうつつって、、」



「和、会社で人気者みたいだから」



「そんなことないよ」



「和は気づいてないだけだよ。」



「·······」




僕の手を離さず撫で続けながら
淡々と言ってるけど



これって

いわゆる

ヤキモチ……だよね



「僕は智のこと大好きなの知ってるのに、、
そんな心配してくれるの?」



「するよ·······結構ドロドロだったりするよ?」



「ふふ、ドロドロか、、それはすごいかも♪」



「カッコ悪いだろ?」



「全然♪僕は嬉しい♪」



「やっぱ嬉しい…のか。」



「やっぱ?」



「や、何でもない」



「嬉しいよ♪だって、、
いっつも僕ばっかりヤキモチ妬いてるから」




「和のヤキモチは可愛いからいいけど、
俺はただカッコ悪くなる」



「…そんなことない。
どんな智だって僕にはカッコいいし、
それだけ、僕を好きだってことでしょ?
前に智が教えてくれたよ?」



「……そうだったな。」



「そうだよ、僕が心を揺さぶられ、
夢中なのは智にだけだよ?」
 


「そっか。」



「うん。」



クリームを塗られ手を持ちあげ
くちづけされた。




「智…」



「ん?」
 


「ずっと、僕だけをみててね。」



「もちろん。」



「綺麗な女の人が現れても、
可愛い人が現れても、僕が一番でいてね」



「和のことは、
一番とか順位なんてつけられないよ」



「ほんとぉ?」


「ああ。

和は俺の隣にいて当たり前の存在なんだから」



「綺麗な人にお食事にいきましょうって誘われても行かない?」



「飯は和と一緒がいいな。」


腰に腕が回り抱き寄せられる。



「連絡先を聞かれたら?」



「パン屋の連絡先教えて宣伝でもしとく?」



「そうだ、智携帯持ってないんだった」



「ふふ、あとは?何が心配?」


目尻にキスされる。



「心配は、その都度出てくる」



「じゃあ、
その心配事が出る度にちゃんと教えてな」



「いいの?」



「ああ。抱えこんだらよくないからな」



「·······全部受けとめてくれるの?」



「ああ。全部受け止める。」



「智、好き」



僕は智の胸に顔を埋めた。



きっと智の言葉に嘘はないだろう