大宮BL妄想物語。
*閲覧注意*













空気が清々しく感じるのは海が近くにある地域だからだろうか



本社がある最寄り駅についた。



都心に複数の店舗を構える小売業の会社

その店の本社は意外にも郊外にあった。


店での店長業務を勤めること3年
本社、営業部への異動の辞令が出たのは2週間前



今日は、営業部のトップの人との
顔合わせの為に来た。





駅から歩くこと10分大きなビルの中に
足を踏み入れた。


そこのビルには何社か入っていて
うちの社は5階と6階部分をしめていた。


受け付けを通り小さな会議室のようなところに通された。


席につき壁に飾られた
社の沿革を眺めながら待つこと数分


扉がノックをされ、
ハイと返事をし俺は立ち上がった。


「失礼します。」


「あ、お疲れさまです。」


「お疲れさまです//」




と、入ってきたのは
華奢で色白の可愛らしい感じの男の人。


これが上司?

と首を傾けたくなったが

すぐに俺の疑問は解消された。



「すみません。部長なんですが、、
会議が長引いてまして…少し遅れます。」



「あ、はい」



「それまで、あの、
こちらの資料に目を通しておいて下さい。」


丸っこい手が資料を差し出した。



「あ、はい!」


「では、失礼します」



彼は出ていった。





貰った書類を目を通し終えた頃に
部長と対面できた。




「大野さんお待たせ」



「よろしくお願いします」


立ち上がり軽く頭を下げる


現れた部長に驚いた。

身長は190はありそうで
西洋人でキリッとした顔立ちが少し威圧感がある。


首からぶら下げている社員証には
"杉乃アルク"と書かれていたから
ハーフなのだろう。


しかし杉乃という顔ではない。


話してみると一転
キレイな日本語で柔らかい雰囲気を
醸し出していた。


一時間程話してその日は終わった。


2ヶ月後から本社勤務となる。



今回の異動で引っ越し手当が出ると聞いたので
心機一転 本社近くに越そうと思い
早速帰りに不動産屋に寄って帰ることにした。








バタバタして引っ越しが終わったのが
本社初日出勤の3日前だった。


通勤三十分圏内の場所
駅へは徒歩圏内、近くにスーパー、コンビニ、飲食店、コインランドリーと好条件の物件がみつかった。





いよいよ明日から
本社に出勤だ。

今日は夜のお酒は控えめにしとくことにした。





















新しいお話です♪
楽しんで貰えたら嬉しいです(*ノェノ)♡