前に 再会 35ーa・b(アメ限)があります♪
イイトコロの続きのお話です❤️








新しいお話です❤️






大宮BL妄想物語
*閲覧注意*








「では、本日の実習はここまでとなります。
お疲れ様でした。」



「「「「ありがとうございました~」」」」



夜10時 1日の最後の実習が終わった。



父は調理師学校の校長、母はパティシエ
両者の遺伝子を兼ね備えた息子の僕は
駅から大通り沿いをまっすぐ歩いて5分
ビルの2階で料理教室を営んでいる。



以前飲食店だった店舗をリノベーションし
趣味の範囲で始めてもうすぐ一年になる。

昼間は父さんの学校の講師をし
水~金曜日の夜だけ開講している。









「二宮先生、今日この後は?」


「ごめんなさい、今日は予定があって」


「そうですか、またお誘いします。」


「・・・・すみません。」




同じ生徒からの何度目かの誘い…
といってもここは男性限定の料理教室だから
声をかけてきたのは男だ。


この人は、、僕の苦手なタイプだった。


料理って人柄が出る
得意、不得意関係なく
作ってる過程である程度の性格が見えてくる。



そして、僕はなぜか
男の人に好意を持たれることが多い

前に生徒で親しくなった人から食事を誘われ
軽い気持ちでついて行ったら
帰りの車の中で急に抱きしめられた。

どうやら、食事について行っただけで
合意と判断されたようだ、


そのときは何事もなくすんだけど
そんなことがあったから
簡単に誘いにはのらないことにしていた。


生徒と関わるのは教室の中だけ、
と心がけていた。





「お疲れさん。」


「あ、潤♪お疲れ様」


「片付け終わったか?」


「ん、もう少し」


「手伝うよ」


「いつもありがと」


潤こと松本潤。
僕と同じ年の従兄弟で一緒に暮らしている。



容姿端麗で優しく申し分ない男。
もちろん彼女がいる。


ちなみに僕は
33歳独身 只今絶賛恋人募集中だ。



「今日は?変な男に絡まれなかったか?」



「・・・・誘われたけど断ったから大丈夫」



「そう、、なぁ…やっぱもう辞めたら?」



「何で?」



「カズが心配だから」



「心配って、料理教えてるだけだよ?
何も心配することないじゃん」


「でも帰りに待ち伏せされたことだって
あるじゃん」



「僕だって男だよ?いざとなったらちゃんと逃げるし、潤心配しすぎ」



「心配するよ。」





潤はすごく過保護だ。
こうやってわざわざ迎えに来てくれる。
ありがたいけど、
もっと自分と彼女を優先して欲しい。

























月に一度だけ
土曜の夕方に体験教室を開催している。


今日はその日で参加者は4名。
もちろんこちらも男性限定だ。


今日は参加者の中に顔見知りがいる



彼に目配せし
僕はいつも通り挨拶をした。



「講師の二宮和也です。
今日はよろしくお願いします」


「「「「よろしくお願いします!」」」」


「では、ペアを組んで協力してやりましょう。」



「そちらの2名、田中さんと鈴木さんでペア
そして、櫻井さんと大野さんの2名でお願いします」



「「「「はい」」」」