平日は残業で帰りが遅くなることもしばしば。

バイクを置く駐車場は、ちょっと暗い住宅街の一角にあり。


びくびくしながら、

雨の日は傘をかまえて持ち、あたりを見回しながら、

晴れた日は逃走経路を考えつつの小走りで、

元気な日にはダッシュで走って帰ったりするのですが。


昨日は旧十六日の準備があったので、

いっぱい買い物をしなくてはならず、手荷物わんさか。


は、はしれない・・・!


そこにあらわれたちゃりんこのおじさん!


黒づくめ?!


見るからにあやしすぎるし!


ほら~チリン、チリンとも鳴らさない!


これはやばい!


引ったくられるか?ハグられるのか?


そのとき!

「ゆいゆいゆいま~る~」


へ?


「そこはおきなわ、へい!そこはおきなわ、へい!」


ん?


シャーーーーーーーーー



鼻歌の寿命はわずかに、ちゃりおじさんは通り過ぎていきました。

人間であってくれと思いながら、バクバクの心臓。

ほんと、怖かった・・・


でも、ふと思い出す。

「暗い道で女の人の後ろをちゃりで通るとき、

 警戒されてるなーってわかるよ笑。」

「俺はだいじょうぶですよーって思いながら通るけど笑。」

けーしろ君も言っていたなぁ。


たぶん、おじさんも疑われないように口ずさんだのかもしれません。

ただの、変なおじさんなのかもしれません。

あいにく、チリンチリンが壊れていて危険を知らせようとしたのかも。


真実は知るよしもありません。


ひとつ言えることは・・・よけい怖いよ!ということです。

選曲も、微妙に不気味さをかもし出していました。



たまに。スポーティ、スポーティ


世の中には容赦ないひとも。

不審な動き、にはくれぐれもお気をつけて!