6月も花の季節。

紫陽花 花菖蒲の美しい鎌倉は観光客で大賑わい。

 

会場の東慶寺は 山の緑が美しく

青楓が清々しく 木陰の岩肌には岩タバコがたくさん葉を広げ 紫の花が咲き始めていた。

満開になったらどんな風情になるんだろう?

 

裏千家の寒雲亭を模写した茶室で 社中の若い方8人で釜をかけた。

年寄り組は客として参加。

 

露路はたっぷりの打ち水がしてあり 杉苔がキラキラ美しく

これから始まるセレモニーに 期待が大きく膨らんだ。

 

お床は

和歌    滝の音は 絶えて久しくなりぬれぞ 名こそ流れて なほ聞こえけれ

       大納言公任(百人一首)

大花    庭七竈 唐糸草 糸ススキ

花入    竹で編んだ蛇の目傘

 

たっぷりの薄茶一服

お菓子は亀屋伊織の 滝煎餅と打ち物の青楓。

ゆったりと美しいお点前

静かで美しい立ち居振る舞い

素晴らしかった。

 

茶室は障子が外され御簾が掛けられており

御簾越しに見える木立の緑も大ご馳走。

 

退室時に

6月30日のおかし 水無月をおみやげに、、、。

 

幸せな一日に感謝。