いちろーさんの言っていた事が、ずっと頭から離れなかった。
私は・・・やっぱり頭がおかしくなってしまったんだろうか・・・・・・。
あんなことを沢山されて、それでもまだ一緒にいる。
でも・・・逃げても無駄だろうと言うことは明らかだし、なによりU子のことがある。
誰にも言えない・・・・。誰にも。
あれから大分たつけど・・・・たまに誰かに見られてるんじゃないか、つけられてるんじゃないか・・・・死んだ方がいいんじゃないか、と強く思うことがあった。
気付いたら何時間も経ってることもあったし、記憶が曖昧だったり・・・吐き気はするけど何も吐けなかった。
風呂で頭を洗ってると、手に沢山の髪の毛があって、びっくりすると、手のひらには何もなかったり・・・・・。
やっぱり頭が狂ってしまったのかな・・・・。
だからまだ・・・Bと裸で寝てるのかな・・・・・。
そんな事をずっと考えていると、頭が痛くなって、眠ってしまっていた。別に眠くないのに・・・・。
Bが目を覚ます・・・・。
一緒にご飯を作って・・・一緒に食べた。 私は何をしているのかな・・・・。
B「おい、今日は静かだな。体調悪いか?」
私「別に・・・・何でもない。」
B「ふーん・・・・。今日は仕事休め♪」
私「なんで?」
B「たまにはいいだろ?デートでもしよっか?♪」
私「嫌だよ。明るいうちに外出るの嫌だ・・・。」
B「・・・・・・・・。まぁいいいじゃん♪」
私「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
B「用意してね、行くよ♪」
私「・・・・・・・・・・・・・わかったよ。」
久しぶりに昼間に外に出た・・・こんなに眩しかったかな・・・・。
私「何処行くの?」
B「遊園地でもいきたいか?」
私「やだよ、人ごみはやだ」
B「うそうそ、買い物付き合ってよ。」
私「・・・・・・・・・・・・・。」
街には沢山の人がいた・・・・私とは全くちがう世界にいるんだ・・・・。
私も・・・あのころに戻れたらな・・・・。
私「何処行くの」
B「東京♪」
私「は?!なんで?」
B「折角のデートだからなぁ♪」
私「・・・・・・・・・・・・・・。」
高速に乗って、途中で休憩しつつ、ついた頃はもう薄暗かった。
高級そうなマンションの駐車場に車を止めて、歩き出した。
あのマンションも・・・家とかいうんじゃないよね・・・・・。
B「タクシー拾おうか。」
タクシーに乗って、なんだか見るからにブランドって感じの店ばかりある通りへ出た。
なんか場違いだな・・・私。
B「ここだよ。」
私「え?」
B「入るよ。」
私「なにここ・・・。ハリー・・・???指輪・・・?高そう・・・・でも綺麗だな・・・。」
Bは唖然とする私を放置し、店員さんと話をしています。
Bがにっこりと笑って私を呼んでいます。
B「ほら、ソース。」
私「え?」
B「手、貸して。」
私「は?」
店員さんもにっこりと私を見て微笑んでいます。
B「ほら、左手。」
恐る恐る手を出すと、Bが笑いをこらえています。
B「プププ・・・・ソース、手のひら向けてどうするんだ・・・・プクク・・・・だめだ・・・・笑いが・・・・ククク」
B「ソースは可愛いな。」
私の頭をくしゃくしゃに撫でた後、私の手のひらをくるりと返し、薬指に指輪が通ってきました。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
私「え?????」
B「ソース・・・プププ・・・頭くしゃくしゃ」
私「は?何?コレ何??」
B「俺の気持ちだよ♪」
私「きもち・・・・????」
B「そう。結婚しよ♪」
私「あ・・・・・・・・・・・は?え?」
店員さんが感動して小さく顔の前で手を叩いてます・・・・・。
私は・・・・くしゃくしゃの頭で・・・・ぽかんと口を開けたまま・・・・ぽけーっとつったっていました。
その後、Bは色々高級そうな店を回って、色々と買い物をしていましたが・・・・
頭が真っ白です。
これは。。。結婚指輪・・・・なんですよね・・・・。なんで?なにが?
いみがわからない・・・・・・・・。
B「今日は泊まって、明日帰るよ」
私「は・・・はぁ・・・・。」
高級そうな日本料理を食べて高級そうなマンションに着いて、当たり前のように部屋へ入っていくB。
口をあけて、アホそうな顔をしてついていく私・・・。
私「ここは?」
B「家みたいなもん。」
私「みたいな、もん?」
B「まぁいいじゃん♪」
B「ソース、指輪気に入ったか?」
私「・・・・・・・・・・。」
B「違うのがいいか?」
私「・・・・・・・・これ・・・けっこん・・・・。」
B「ああ、結婚指輪。」
私「結婚って・・・・なんで?」
B「昔から言ってるだろ?好きだ。愛してるって。」
私「私の気持ちは・・・?私が・・・なんでここにおとなしくついてきてるか・・・わかる?」
B「うーん・・・脅されてるから♪」
私「わかってんじゃん!!!!なのになんで?結婚なんて私がするとでも言うと思った??結婚なんてできるはずないでしょ?分からない???」
B「分かる分かる。」
私「じゃぁなんで??」
B「おまえもさぁ・・・・今の暮らし、嫌いじゃないだろ?」
私「え・・・?」
B「俺が笑うと、お前も笑うじゃん。」
私「・・・・・・・・・・。」
私「でも・・・信用できない。また何か考えてるんでしょ?」
私「いままでBが私にしてきたこと・・・忘れてないでしょ?それなのに、なに?」
B「そうだな。じゃぁ、また、言うことを聞かせるだけになるけど、いい?」
私「そうやっていつも私を脅して・・・・あんたと結婚するくらいなら、死んだ方がましだよ!!!」
私は指輪を外して机に叩き付けた。
私「Bは、昔、暴力じゃ引き止めることはできないっていってたじゃん、お金だでってできないよ!」
B「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
背筋が凍った・・・・一瞬、怖い顔をしたから・・・・・・。
私「け・・・結婚ばかりはお互いが同意しないと無理だよ、勝手になんてできないし、私は絶対・・・・ぜったい嫌だから!!」
B「・・・・・・・・・・・・。言いたいことは言ったか?」
B「ほら、指輪つけろよ・・・よく似合うよ・・・。」
私「いらない。」
B「ほら、ソース。」
私「いらない!私は・・・Bのことを何も知らない!なんでもはぐらかすし、何もおしえてくれない!何を考えてるのかもわからない!」
B「ほら。」
B「怖いか?俺が。」
私「怖いよ・・・結婚なんて絶対できない。」
B「そっかー、寂しいこと言うよなぁ・・・。」
B「じゃぁ、考えとけよ。」
私「答えは変わらないよ。」
B「そうかな?」
絶対結婚なんてできない!!!何を考えてるんだろう・・・・。