次男(当時9歳)は悪性リンパ腫(ALCL)と診断された。

 

絶望的な気持ち、何かの間違いに違いない、受け入れられい状態だけど、

すぐに、もろもろの検査と早期治療を要するとのことで、猶予なく物事を決める必要があった。

 

治療できる(専門の医者がいる)病院は一番近くて隣の県(福岡県)だった。

私は始めたばかりの看護学を校辞めるか迷ったけど、意を決して始めたことでもあり、前期が終了する区切りの時期だったので、とりあえずは休学することとした。

 

次男はまだ小学2年生、病気のことをどう説明すべきか、理解できるのか?

実は十分な理解が得られるような説明ができないまま、入院生活が始まってしまったような慌ただしさだった。

 

私はもう少し学校の授業が残っていたため、検査のための1週間ほどは実家(長崎)の母に付き添ってもたった。次男は不安だったろうに、自分が側にいてあげられなかったのは今でも心残りとなった。

 

ようやく私が付き添えるようになり、半年間の長い入
院生活が始まった。